●運動強度別「腹筋ローラー」の使い方3つ
では実際に「腹筋ローラー」を使ってみたいと思います。
平らな床や、ヨガマットを敷いた床の上に「腹筋ローラー」を置いたら、まずは「膝コロ」と呼ばれる、床にひざをついた状態で転がしていく基本的な使い方から試していきます。
すべての画像を見る(全11枚)ひざ立ちになり、手で「腹筋ローラー」のハンドルを持ちます。その姿勢から、ゆっくりとローラーを前に転がして、背中を丸めてローラーを引きつける動きを15回×2セット。
ポイントは、常におなかを意識すること。それと、無理せず近い距離から始め、慣れてきたら体が真っすぐになるように負荷をかけること。
タイヤの幅の狭さを懸念していましたが、2輪タイプでバランスを取りやすく安定して使うことができました。転がる動きも引っかかりがなくてスムーズです。手に汗がにじんでも、スポンジで覆われたハンドルは滑りにくくしっかりと握り続けることができました。
ただし、前に転がすときも、体に引きつけるときも、おなかを中心に腕や背中の筋肉を強く使うため、筋力に自信がない方は、壁から少し離れたところでひざ立ちになり、“壁をストッパーにして使用する”と安心かもしれません。
膝コロがキツイと感じる方は、開脚した状態で「腹筋ローラー」を前に転がして、引きつけるエクササイズもおすすめ。
タイヤが前に転がりすぎることがない&体が倒れて怪我をするリスクが低いうえに、股関節のストレッチも一緒におこなうことができます。
もうひとつ、立位で前屈をした姿勢から「腹筋ローラー」を前に30cmほど転がして引きつける使い方もあります(この使い方も、はじめは壁をストッパーにすると安心)。
ふくらはぎやひざ裏、太ももの裏が気持ちよく伸びますよ。
膝コロができない方でも、いろいろな使い方ができる「腹筋ローラー」。しかも、これでお値段330円! 試しに買ってみても損はないのでは?
●翌日はプルプルしたけれど…
筆者も久しぶりの「腹筋ローラー」だったため、数日はおなかも腕もプルプルでした。ですが、膝コロ30回×2セットを2週間ほど続けてみた結果、おなかや肩まわり、二の腕には筋肉のラインがしっかりと出てきたので、効果をひしひしと感じています。
さまざまなエクササイズグッズを使ってきて、今いちばん気に入っているのがこの「腹筋ローラー」かもしれません。自宅で簡単に使えるし、夏を前にボディラインを引き締めたいという方は要チェックです。
詳しい使用方法や使用上の注意は、パッケージに記載されています。