いつまでも元気で楽しく過ごすために、食事でとる塩分は気にしたいもの。料理家の藤井恵さんが考案した、減塩でも食べごたえ満点の一品料理レシピを紹介します。ひき肉でだしをとった優しい味わいの「クッパ」は、ご飯の量をひかえたいときにもおすすめです。
家計にやさしい材料で食べ応え抜群の一品
人気韓国料理のクッパ。焼肉店などで必ずオーダーするというかたも多いと思います。そんなクッパももちろん自宅で調理可能。ひき肉やモヤシなど家計の味方となる材料を中心としたレシピです。
●ひき肉と豆モヤシのクッパ
クッパはご飯の量をひかえたいときのおすすめメニュー。スープの素は使わずに、ひき肉でだしをとると塩分も安心!
材料(2人分)
- 豚ひき肉(モモ) 150g
- 豆モヤシ 1袋
- 酒 大さじ2
- 長ネギ 1/2本
- ニンニク 2かけ
- 卵 1個
- 水 2と1/2カップ
- 塩 小さじ1/3
- 温かいご飯 茶碗1杯分
- ゴマ油 小さじ2
- 粗びき黒コショウ 適量
【つくり方】
(1) ひき肉は酒をまぶす。長ネギは斜め薄切り、ニンニクは薄切りにする。卵は溶きほぐす。
(2) 鍋に(1)のひき肉を入れて中火にかけ、パラパラになったら分量の水、(1)のニンニクを加え混ぜる。煮立ったらアクを除き、豆モヤシを加えて弱火で10分煮、塩で調味する。
(3) (2)にご飯、(1)の長ネギを加える。再び煮立ったら(1)の溶き卵を回し入れ、ふわっと浮いてきたらゴマ油をかけ、火を止める。器に盛り、コショウをふる。
【減塩ポイント】
ひき肉をパラパラになるまでしっかり炒めたところに水を加えると、肉のうま味が移ったおいしいスープがつくれます。
[1人分393kcal、塩分1.2g]おかずをつくりおきする際は、清潔な保存容器に入れて保存してください。保存状態によっては傷みやすくなることもあるので、保存期間内であっても早めに食べるようにしましょう
計量単位は1カップ=200ml、大さじ1=15ml、小さじ1=5ml、1合=180mlです
藤井恵さんの『適塩でごはん革命 塩分ひかえめでもとびきりおいしいレシピ』(扶桑社刊)が発売中。余分な塩分をカットした“適塩"のレシピがだれでも簡単においしくつくれる一冊です。