頭脳明晰で変装を武器とする元弁護士の探偵が、天才バディとともに、さまざまな依頼を超大胆な方法で解決していくドラマ『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』。不条理がまかりとおる現代の“あり得ない敵“を”あり得ない手段”で葬り、視聴者の心をスカッとさせてくれる痛快エンターテインメントです。原作は、柚月裕子さんの『合理的にあり得ない上水流涼子の解明』。
松下洸平さんインタビュー。「天海さんといいバディ感を演出できればいいな」
ドラマ『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』で、主人公・上水流涼子(天海祐希)の右腕として、依頼人を困らせる悪党を成敗する貴山伸彦を演じているのが松下洸平さんです。
貴山は偶然の出会いから、涼子が立ち上げた探偵事務所で働くことに。IQ140を超す頭脳をもち、多くの分野に精通する彼は一見、完璧に見えますが、女性が苦手という弱点があります。
●演じる僕自身にとっても、貴山伸彦はすごく謎めいた人
「貴山は非常に頭がよく、なにごとも論理的に進める一方で、なにか抱えているものがあって人を信じられない、クセのある人物です。涼子さんも人を信じられない事情があるのですが、それが一体なんなのか。話が進むにつれ、彼らの本来の姿が現れてくるので、そこをベースに、そうなってしまった理由を常に考えながら役づくりをしています。だから、芝居中も時折悲しそうな顔をしたり、寂しそうな顔をしたり…。演じている僕自身、貴山はすごく謎めいた人物だと感じています」
貴山は突拍子もない涼子のやり方に引っぱられながらも、頭脳を生かしてサポートし、2人は絶妙なコンビネーションを見せています。
「涼子さんが主導権を握っているように見えるけれど、じつは影で操作しているのは貴山だということも。また、涼子さんと貴山は、あくまでも仕事上のパートナーですが、長く一緒にいると自然に似てきてしまう部分があるはずなので、わざと2人で同じリアクションをすることもあるんです。そうして、いいバディ感を演出できればいいなと思っています」
●初共演の天海祐希さんについては…?
主演の天海さんとは初共演の松下さんですが、すっかり息の合ったバディになっているようです。
「天海さんは本当にかっこよく、バディを組ませていただけて光栄です。涼子さんとリンクしている部分もたくさんあって、『この人についていけば間違いない』と思わせてくださる方。アドバイスをいただきながら、かっこよさとはなんなのかを、じろじろ見て盗もうと思っています(笑)」
ドラマは、依頼人をだました相手からお金を取り戻すために、涼子たちが逆にだましていく物語。そこで、松下さんに、だまされない自信はあるか聞いてみました。
「たぶん、僕はコロッとだまされるでしょうね。優しそうな人には、すぐついて行きたくなりますから(笑)」
演じる役柄とのギャップも、松下さんの大きな魅力です。
『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』
毎週月曜 夜10時
フジ=カンテレ系 全国ネット放送中