お金のプロがリアル家計をズバッと診断!
すべての画像を見る(全5枚)老後のために、今がお金を貯めるがんばりどころ。鈴木さんの家計の見直しどころを塚越さんがチェックします。
●チェック1:節約の声かけを地道に続ける
「夫と息子の洗車、出しっぱなしのシャワー、毎朝のお風呂の追い焚きで水道光熱費がかかる」と鈴木さん。双方ストレスにならない程度に「使用量のお知らせ」を家族に見せたり、地道な声かけを。
●チェック2:通信費が娯楽費になっていないかチェック!
夫の携帯電話代が高めな点は要注意。端末代のローンや、必要な通話のためならいいですが、有料アプリやゲームの課金は、通信費ではなく娯楽費とみなして、こづかいから負担させるように。
●チェック3:日帰りレジャーの分もカウントする
鈴木さんによれば「年間10万円の予算を12か月で割って月予算を算出」とのこと。見落としがちな日帰りレジャーにかかるお金も確認し、予算内に収まるように管理して。
●チェック4:途中補てんなしなら大丈夫
夫こづかいがやや高めですが、昼食代、飲み代、散髪代も含まれていて、追加の補てんもないとのことなのでOK。夫のカード支払い分も、こづかい内でのやりくりを。
●チェック5:貯蓄の不足分を保険でカバー
貯蓄が十分ではないので、夫が万が一のとき、残された妻の生活費が不安です。公的遺族年金だけではたりない分を、今、加入している生命保険でカバーできているか確認して。
●チェック6:社会人になった子どもの支出は子どもに負担させる
子どものカード払いを肩代わりしているそうですが、援助したせいで老後資金が貯まらず、子どもに老後の面倒を見てもらうことになったら本末転倒。子どもの支出は子どもに負担させて。
かかって当たり前。とあきらめる前に、まずは一度、じっくり家計を見直してみましょう。出費を抑えられる費目を探して、今のうちから老後に備える習慣をつくることが大切です。
『これからの暮らし by ESSE vol.04』では今回紹介した以外に、50代~70代の暮らし達人が「買ってよかったもの、ずっと大切にしたいもの」や、老後のお金の不安まるごと解決、飛田和緒さんとめぐる「大人の湘南・鎌倉」、坂東眞理子さんの人生お悩み相談、糖質オフ2品献立、自律神経整え習慣など50代以上の暮らしに沿った情報が満載。