ソファーをなくすなら、いっそテレビもなしに

テレビがないLDK
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間取りの打ち合わせを重ねていくうちに、LDKからソファーをなくすことが決まり、最終的にはテレビもなくすことにしました。じつは当初は、写真の壁に、壁かけテレビを設置することを検討していたのです。

なくした理由は、わが家は共働きで朝もバタバタしていて、そもそもテレビをつける習慣があまりないことが挙げられます。新居に住んで6か月ほど。結局、テレビがなくても問題なく過ごせています。

ただリアルタイムで観たいスポーツ番組などは、テレビの存在に後ろ髪をひかれますね。それ以外はスマホでニュースも見られますので、特段テレビがなくても、今のところは不便だと感じてはいません。

テレビがないと、ダイニングテーブルの配置の仕方やリビングの居場所も自由に決められます。

一般的には、テレビが観やすいように、ダイニングテーブルの向きやリビングの居場所(たとえばソファの位置や向きなど)を、皆さんは決めているのではないでしょうか。

もしかしたらですが、壁かけテレビがあったら、わが家の家族も今のように「好きな場所で過ごす」ということを楽しめていなかったかも? テレビの存在に縛られて、テレビの前が家族が過ごす定位置になっていた可能性もあります。

 

大勢の人を招いたときの様子は?

来客時のLDK

ソファがないと、来客(とくに初めてわが家に来た人)は、どこに座ればいいのか戸惑うケースがあります。

そのため、ダイニングチェアに誘導したり、床に自由に座っていい旨を伝えたりする必要がありました。床にクッションや座イスを置いていれば自然に使ってくれるので、そうした仕組みづくりを考えました。

ただ、やはりソファがない空間は、来客の際にも心強いです。決して広くはない15畳のLDKですが、ゆったりと使えているような気がします。

来客時も、それぞれ好きな場所を見つけて、思い思いにおしゃべりしたり、飲み物を飲んだり。移動も自然にできるので、コミュニケーションによどみがなく、活発な感じがします。

以上、わが家のソファのない生活について、振り返ってみました。これから家を建てる方のなにかひとつでも役に立てば幸いです。

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