「疲れやすいのは年齢のせい」と諦めていませんか? 何歳になっても「疲れにくいカラダ」は自分でつくることができます。疲れにくいカラダづくりの基礎を、トレーナーの中野ジェームズ修一さんに教わりました。

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疲れないカラダになりたいなら、筋肉をつけよう!

歩く女性
疲れない体をつくるには?(※画像はイメージです)
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年齢を重ねると感じる疲れやすさ。「じつは年齢のせいではなく、筋肉の衰えが原因です」と、フィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一さん。

「下半身の筋肉は、20歳を過ぎると年に約1%ずつ衰えます。つまり、40歳では20歳の頃より20%近く筋肉が減っているのです」(中野さん)。

筋肉が減った脚でカラダを支えているので、年々疲れやすくなるのは当然。だから、下半身の筋肉を中心に鍛えて代謝を上げることで、体力がつき、疲れやすさも解消されていきます。

運動
階段上りもちょっとした早歩きも立派な運動です

「40代からは運動と食事を意識して筋肉をつけ、疲れないカラダをつくりましょう!」

●これだと効果減!運動の「よくある誤解」3つ

【よくある誤解1「体力をつけるなら、まずマラソンがいいよね!」】

歩く女性イラスト
忙しければ、通勤や買い物の途中で早歩きをしてみて

正解:「軽い有酸素運動でスタミナつけることから始めよう」(中野さん)

疲れやすい人は持久力が落ちている可能性大。「運動していない人がスタミナをつけるなら、まずは軽い有酸素運動から始めてみましょう。通勤や買い物のときに、少し遠回りをして早歩きするだけで、持久力がアップします」

【よくある誤解2「運動は毎日しなきゃダメですよね?」】

正解:「毎日しなくてもOK! あえてサボる日を決めよう」(中野さん)

運動は毎日しなくても大丈夫。「続けられない人は、先にサボる日を決めましょう。土日に休む分、平日運動するなど、無理のない範囲で計画を立てて。小さな成功体験を増やしてモチベーションを高めると、さらに続けやすくなります」

【よくある誤解3「運動前に、よくストレッチしなくちゃね」】

ストレッチする女性
※画像はイメージです

正解:「ストレッチは運動“後”がおすすめです」(中野さん)

運動前にストレッチは必要なし! 「体力づくりの運動程度であれば、運動後のクールダウンの方が大切です。ストレッチは、1部位につき20~30秒を2~3回行うのがベスト。筋肉の緊張をゆるめて、柔軟性を高める効果があります」

ほかにも、4月1日発売のESSE5月号では、疲れないカラダをつくる食事や睡眠のコツなどをご紹介。疲れがたまりがちな新生活に向けて、ムリせず効果的な「疲れないカラダ」づくりをしてみませんか。

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