妊娠・出産を祝うアメリカ発のイベント「ベビーシャワー」。少しずつ定着してきてはいるものの、まだまだ日本では気恥ずかしいという声も。
「少しの工夫で、夫婦生活にロマンスを! せっかくのベビーシャワー、ロマンチックな仕かけとビジュアルで、愛にあふれた楽しいイベントにしてみませんか?」と提案してくれたのは、アメリカ人の夫をもつ歌手・MARUさん。詳しく教えていただきました。
ベビーが待ちきれない!ロマンチックにエキサイティングに盛り上がるベビーシャワー
近年少しずつ日本でも耳にするようになってきた「ベビーシャワー」。アメリカではセレブの間のみならず一般家庭でも、子どもの出産を祝うパーティとして定着しています。
妊娠中はロマンス不足になりがち。ナーバスで、ロマンチックなんて考えられない! と思っているカップルにこそ、ベビーシャワーはおすすめです。妊娠期間をすてきな思い出で彩ることができますよ。
一般的には女性の友人を中心に招いて、出生前に赤ちゃんに関するプレゼントを集めることが目的。人気ドラマ『Sex and the city』ではサマンサが、お祝いだからシャンパンよ! とお酒を持参していたシーンが印象的でしたね。
近年は男友達も招いたり、様式はさまざまになってきました。披露宴でご祝儀を持参する文化があまりないアメリカ人にとって、ベビーシャワーはギフトを渡しお祝いする貴重なパーティ。しかし内容は自由。
これがやりたい! と思い立った内容で、友人や家族が一緒に楽しめるベビーシャワーを開催してみませんか。
●(1)テーマカラーで華やかさを!インスタ映えも間違いなし
私たちの第一子は男の子だったこともあり、テーマカラーはライトブルーにしました。会場を青で包み込みます。
パーティが始まると、バルーンが子どもたちの遊び道具と変わってましたが、それも含めアットホームな雰囲気となったので大成功でした。
ドレスコードにブルーを選んでみたりすると、盛り上がりますよ。
ケーキもライトブルー。色には少しぎょっとしますが、味は悪くありません。それになんと言っても写真映え間違いなし!
●(2)ゲームで盛り上がっちゃおう!
大勢が集まるパーティにはゲームがつきもの。
私たちがパーティで行ったいくつかのゲームのなかでもっともエキサイティングだったのが、「哺乳ビンでGO!」ゲーム。哺乳ビンの中に満たされた牛乳を一気飲みするというゲームですが、焦ってしまうとなかなか吸えません。
一見落ち着き払った大人が哺乳ビンをくわえる姿はなかなかシュールですが、盛り上がるにつれて本気になると、みんなの気持ちがひとつになりますよ。会場の空気もガラッと変わり、さらにアットホームになりました。
●(3)最後はダンス。恥ずかしいとか躊躇なし!みんなで愛を分け合おう
私が歌手なので、わが家には音楽が常に生活にあふれています。もちろん夫も大の音楽好き。夫からの提案で、Earth Wind and Fireのスローナンバー「Be ever wonderful」をバックにチークダンスをすることに。
自分たちしか踊らなかったらどうしようなんて懸念もしていましたが、フタをあけてみたら心配無用。ベビーシャワーという喜びに満ちた空気がみんなの心まで踊らせて、会場は暖かい空気で満たされます。参加していたカップルのほどんどが手を取り合い、フロアで揺れていました。
パーティの際には、カップルでなくても友人同士で参加してね! と宣言しましょう。主役2人の想い出の曲を選んで、レッツ・ダンス!
日本の形式的な披露宴と違い、友人たちと手づくりでできるベビーシャワー。
ドレスコードを決めたり、子どもたちを招待したり。お気に入りのレストランでやるもよし、自宅のリビングでやるもよし。ついつい控えめになりがちな妊娠期間を、少しの工夫でロマンチックに楽しみましょう。
遊びに来てくれた友人カップルから、「うちも早くベビーをつくりたくなったよ」と暖かい言葉が飛び交うような、すてきな空間。
二人の愛も深まり、これから訪れるベビーへさらなる思いが募ることでしょう。