審査に落ちたときに取るべき対応
もし審査が通らなかった際、「こうすれば通る」という場合もありますので、少し触れておきます。紹介する対応は、身の丈にあった不動産の購入のためのもの。ローンを払い続けることができるのが前提です。
●借り入れを完済する
すべての画像を見る(全11枚)ご自身の資金、あるいは親からの贈与などを使って完済することで、再審査をパスすることもあります。
●金融機関を変えてみる
金融機関の審査基準は、それぞれ特徴があり、均一ではありません。都市銀行は本人の属性を重視する傾向があり、フラット35は物件の審査基準が厳しめなので、金融機関を変えてみるというのも一考です。実際に、都市銀行では通らなかった個人事業主の方が、フラット35で借り入れできたこともあります。
●勤務期間を1年以上にする
審査が通らなかった理由が明確に勤続年数が短かっただけであれば、辞めずに勤務期間を1年以上にしましょう。
●物件を変える
不動産は大きな買い物ですから、収入に見合った物件を購入することが大切です。借金がなく、単純に返済比率が高すぎることが理由だった場合は、予算を見直して価格を抑えた物件を探し直しましょう。
●ペアローン、親子リレーローンに切り替える
ローンの借り入れ方式を変更することでクリアできる場合もあります。夫婦共働きの場合は、単独ではなく夫婦それぞれの負担でローンを借り入れる「ペアローン」に切り替える。お子さんが働いていて、一緒に借り入れ可能であれば「親子リレーローン」に切り替える。という方法もあります。
いかがでしたでしょうか。住宅ローンの審査基準はさまざまで、すべての基準を公表しているわけではありません。また、借り入れがある場合や、勤続年数が短い場合でも、住宅ローンを申し込む前に不動産担当者やFP、金融機関へ相談することで回避できることもあります。事前に相談しながら進めてみましょう。