これから一生続く家事。少しでもラクに、楽しくしてみませんか? 「65点の暮らし方」について発信している整理収納アドバイザーのハギヤマジュンコさんに、家事のハードルを下げる5つの工夫について聞きました。

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家事は「まぁいっか~」でハードルを下げる
家事は「まぁいっか~」でハードルを下げる
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家事をラクにする「5つの仕掛け」

家事は365日くり返し。終えても次の日にはまた家事が発生します。
朝、目が覚めるとまた新しい1日が始まると同じように、家事も夜寝ることでリセットされていて、1からスタートさせないといけないような気持ちになりませんか。
もちろん繰り返すことで汚れがたまらないなどのメリットもあるけれど、エンドレスで家事をしないといけないというのは、なかなかストレスに感じるものです。

どうせやるなら、面倒だなぁ、しんどいなぁと思わずに、少しでも楽しい気持ちで家事がしたい。そうすると毎日の暮らしが明るく変わるのかなと思い、家事がラクに終わらせる仕掛けを意識するようにしています。
その中の5つを今日はご紹介します。

 

●1:家事の流れをつくる

家事の流れをつくる

買い物のときもそうですが、家の中の家事導線も「一筆書き」にすることを意識しています。
ほんの数歩のことだと思うのですが、何度も行ったり来たりしていると、なんだかそれだけで気持ちが急かされているような気分になると気づいたから。
ものの収納場所や、普段の家事の順番を工夫することで、そうならないようにしています。

たとえば、朝「行ってらっしゃい」と家族を見送った後、そのまま玄関から掃除機をかけられるように、掃除機の置き場を玄関の近くの物置に。掃除機をかけ終わったら物置の横のトイレの掃除をする。

苦手な掃除は、とくに流れを意識して毎日のルーティンに組み込むとラクになるように思います

●2:使うものはまとめておく

使うものはまとめる

料理に使うものはキッチンに置いていますよね?
同じようになにか動作をするとき、一緒に使うものはまとめておく仕掛けづくりをしています。整理収納の用語で言うと、「グルーピング」です。

たとえば
・お掃除道具
・ワンコのお世話の道具
・メルカリに出す梱包の道具

など
使うたびに使う道具をあちこちから集めるのではなく、使うものを集めたセットをつくっておきます。使うときも便利だし、しまうときはもっと便利さを実感できます。
お片付づけが苦手な方には、とくにおすすめな方法です。

 

●3:道具は出しっぱなし。使いたいときすぐ使う

使いたいときすぐに使える仕掛け

苦手なことをするときに、「わざわざ」道具を出すことは、余計に面倒に感じる私。自分が苦手な家事で使う物はしまい込まず、できるだけ出しっぱなしにするように。

私の場合は掃除の中でも「ホコリを取る」掃除が苦手です。苦手というか嫌い! そのため、ホコリを取るための道具は出しっぱなしに。
わざわざ「ホコリを取る」掃除をするのではなく、気が向いたときや、その道具が目に入ったときに、できればいいや~という仕掛けにしています。