スマホを長時間見続け、目の不調を訴える人が増えています。代表的な不調の改善法、そしてスマホとの上手なつき合い方を、眼科医の有田玲子先生に教えてもらいました。
スマホ老眼を治すツボ押し
目の疲れを感じたらツボ押しを。痛気持ちよさを手がかりにして位置を探しましょう。
●絲竹空(しちくくう):まぶたのけいれんを和らげる
1セット3回、1日5セット
すべての画像を見る(全6枚)スマホに集中して目の疲れがひどくなると、まぶたがけいれんすることがあります。そんなときは絲竹空のツボ押しが有効。人さし指か中指で優しくもむように、5秒程度押しましょう。これを3回ほど繰り返す。
・ツボの見つけ方
眉毛を外側に向かってたどったところにある、骨のくぼみ。
●瞳子りょう(どうしりょう):眼精疲労や充血を和らげる
1セット3回、1日5セット
瞳子りょうは眼精疲労や充血、かゆみなど、目に関するたくさんの症状を和らげてくれるツボ。目の疲れを感じたら、人さし指か中指で、気持ちよいと感じる程度に軽く指圧。5秒押して5秒ゆるめる。これを3回ほど繰り返す。
・ツボの見つけ方
目尻から親指の幅半分(約1cm)ほど、外側にある骨のくぼみ
●天柱(てんちゅう)
1セット3回、1日5セット
血管や神経の通り道の首のツボを押して、目の周りの血流を促進。目の疲れとともに首や肩のこりを和らげてくれます。4本の指で頭を支え、親指で首の後ろを5秒押して、5秒ゆるめる。これを3回ほど繰り返す。
・ツボの見つけ方
首の後ろを縦にとおる2本の太い筋肉の上端あたりの外側にあるくぼみ。
ツボ押しを行う場合、妊娠中やその可能性がある方、持病のある方は事前に医師と相談してください。また、試してみて痛みや不調があるときは、すぐ中断してください。