●CASE3 夫:50代自営業 妻:50代自営業の場合

企業で働いた経験がある人は、途中で厚生年金に加入していた経験もあるでしょう。しかし自営業の場合は、年収や事業規模に関わらず、受け取れる年金は老齢基礎年金(国民年金)のみ。定年がないので長く働けるとはいうものの、老後の経済リスクはもっとも高くなります。

(1) 月額400円の付加保険料を支払う

付加年金を利用しましょう。毎月の保険料に付加保険料の400円を上乗せして支払うことで、受給額を増やすことができます。

付加年金とは、毎月の国民年金保険料に400円を上乗せして払い込むと、将来的に受け取れる年金額が増える年金制度のこと。払い込んだ月数に応じた金額が老齢基礎年金に加算されます。国民年金保険料を今も納め続けている人(追納・任意加入含む)にできることのひとつです

(2) 夫婦ともに老齢基礎年金を繰り下げ受給する

国民年金をできるだけ繰り下げ受給して、受け取れる年金を少しでも増やしましょう。

(3) 老齢基礎年金を満額受け取れるようにする

もしも過去に年金保険料の未納期間があるならば、60歳以降に任意加入したり、さかのぼって追納(最高2年まで)するなどして、できるだけ満期間納入に近づけ、満額受給を目指しましょう。

(4) iDeCoなどで繰り下げ受給の待機期間を乗り切る

国民年金の任意加入中はiDeCoの加入も可能。受給時期を繰り下げている間はiDeCoなどで補いましょう。

●CASE4 50代女性自営業(未婚)の場合

年金
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単身の人は夫婦世帯以上に、老後資金についてしっかり考えたいもの。会社員の場合は厚生年金がありますが、自営業(フリーランス)でシングルの場合は、国民年金しか受け取れません。

(1) 60歳からパートで働き始める

働きながら厚生年金に入って、少しでも将来の年金額を増やしましょう。

(2) 月額400円の付加保険料を支払う

CASE3の自営業夫婦と同様です。月々400円を上乗せして年金保険料を支払うだけで、将来受け取る額を増やすことができます。

(3) 老齢基礎年金を満額受け取れるようにする

こちらもCASE3の自営業夫婦と同じ。過去に保険料未納期間があるなら、60歳以降も任意加入するなどで満額に近づける努力を。

(4) iDeCoに加入する

節税効果が大きいiDeCoには、できれば若いうちから入っておきたいもの。制度改正で65歳まで加入年齢がひきあげられたこともあり、なるべく長期間運用するのが効果的。

(5) 国民年金を繰り下げ受給する

繰り下げ受給する際の待機中の生活費は、パート収入やiDeCoなどでまかないましょう。

 

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