間取り(リノベーション前後)
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リノベーション後
壁づけで閉鎖的だったキッチンを対面式に変え、リビングダイニングとワンルームに。またリビングの一角を占めていたフリースペースを撤去してリビングを広げ、妻の個室を新設。さらに水回りとキッチンをつなぐ裏動線を設け、家事の快適化を図りました。
LDKをワンルームにして、家事ラク動線も確保!
度重なる検討の末に採用したプランは、フリースペースを撤去し、一部を妻の寝室に。また、LDKをワンルームとし、キッチンの正面にリビング、脇にダイニングを配置し、コミュニケーションがぐっと取りやすくなる間取りになりました。
LDに背を向けていたキッチンを、オープンな対面式に変更。フリースペースの撤去でリビングは広くなり、念願だった妻の寝室も実現。「室内窓のおかげでベランダからの光もよく届き、ぬいぐるみのいい居場所にもなっています(笑)」と妻。
家具をバランスよく配置したリビングダイニング。テレビやスマホ、読書、テーブルで勉強など、家族3人が思い思いに過ごしているそう。ダイニングの後方はあえてスペースをあけ、ヨガやストレッチ、テニスの素振りなど多目的に使っています。
テレビ脇の柱による凸凹は、壁をふかしてニッチ収納とし、小物を飾るのに活用しています。
さらに注目したいのは、サニタリーからキッチンへ抜ける動線の確保。廊下から洗面室を通ってキッチンに行ける動線が生まれ、くるりと回遊できるように。
洗濯機の上にはランドリーボックスを設置し、洗濯物をサッと入れられるようにしました。キッチンにいながら洗濯機にも目が届くなど、家事ラクに貢献する工夫です。
「サニタリーと私の寝室は廊下をはさんで真向かいなので、夜間雑多な片づけをして寝る際も、スッと行けるのは思った以上に快適」(妻)
この動線は浴室側への通風にも有効で、健やかな暮らしにひと役買う形に。このほか北側の2室は二重窓にして寒さをやわらげ、結露の発生を抑えるなど、住宅性能の向上にも費用をかけました。
「数々の不満は、住んでいたからこそ実感できたこと。じつはもっと広い家への住み替えも考えたのですが、愛着のあるこの家で不満が解消されて満足。これでずっと住み続けられそうです」と夫妻は語ってくれました。