テレビ、雑誌で活躍する人気料理家・藤井恵さんに、今が旬の「新タマネギ」を手軽においしく食べる方法を教わりました。仕事、育児で時間がない人にも、世帯の人数が減って、1人分や2人分のご飯づくりがおっくうになってきた人にもおすすめです。
新タマネギのスライスとアレンジレシピ
野菜は新鮮なうちに下ごしらえをし、軽く味つけをして保存するのが藤井さん流。
「切りおき、ゆでおきするだけでももちろん便利ですが、薄味をつけておくとそのまま食べられるから、あと一品ほしい、というときに大助かりです」
みずみずしくてやわらかで、辛味が少ない新タマネギは、生か、さっと火をとおす程度で食べるのがいちばんおいしい! まとめてスライスしておけば、あとがラクに。
●新タマネギのスライス
すべての画像を見る(全2枚)材料(つくりやすい分量)
- 新タマネギ 4個(800g)
【つくり方】
(1) 新タマネギは縦薄切り、または横薄切りにし、全体をほぐすようにさっと水にくぐらせる。
(2) (1)をザルに上げて水気をしっかりきり、保存容器に入れて冷蔵庫で保存する。
生で食べるなら冷蔵で2~3日、火をとおすなら4~5日保存可能
【POINT】
・出回り始めのやわらかな新タマネギは繊維に沿って縦薄切りに。かたくなってきたら繊維を断つように横薄切りにしたほうが、食感がソフトになって食べやすくなります。
・水にさらさないほうが栄養価を損ないませんが、保存する際はさっと水にくぐらせると、独特のにおいが取れて日もちがよくなります。
●【アレンジレシピ】新タマネギとわかめのサラダ
ゴマ油の香ばしい風味でモリモリ食べられる!
材料(2人分)
- 新タマネギのスライス 150g
- わかめ(塩蔵) 30g
- A[しょうゆ、酢各小さじ2 ゴマ油、いりゴマ(白)各小さじ1 砂糖小さじ1/2]
【つくり方】
(1) わかめは洗って水に5分さらし、水気をきってひと口大に切る。
(2) 器に(1)と新タマネギのスライスを盛り、混ぜ合わせたAをかける。
メリットいっぱいの「野菜ストック」を1冊にまとめた『藤井 恵の季節を味わう野菜ストック』(扶桑社刊)が発売中。一年中手に入りやすい野菜や、春夏秋冬の旬の野菜、乾物などのストックレシピ34点と、アレンジレシピ126点を収録しています。