女性に悩んでいる人の多い姿勢の「反り腰」。放置しておくと腰痛や肩こり、さらにねこ背の原因にもなります。そんな反り腰を1日たった10秒で治すストレッチを、猫背矯正マイスター®の小林篤史先生に教えてもらいました。
「反り腰」を1日10秒で治すセルフストレッチ
筋力の低下や日頃の姿勢のクセなどで、骨盤が前に倒れるようにゆがんでしまった状態が、いわゆる「反り腰」。まずは自分が反り腰かどうかチェックしてみましょう。
●当てはまったあなたは「反り腰」。骨盤前傾の特徴とは
すべての画像を見る(全5枚)【骨盤前傾タイプの特徴】
・おなかがポッコリと出ている
・腰が反っている
・鏡で見るとお尻が出っぱっている
・パンツ着脱時にお尻が引っかかる
・太ももの前側の筋肉がかたい、または盛り上がっている
・内股気味である
じつは骨盤のゆがみには、「骨盤前傾タイプ(反り腰)」と「骨盤後傾タイプ」の2種があります。今回は骨盤前傾タイプの特徴を紹介しますが、骨盤後傾タイプが気になる方は2023年ESSE3月号をチェックしてみてください。
●反り腰を治す簡単ストレッチ「股関節前面のばし」
上記のチェックテストに当てはまった方は、このストレッチを試してみてください。縮こまりがちな股関節の前側の筋肉を伸ばすストレッチで、骨盤が真っすぐに。
STEP1 片ひざを90度に曲げる
左ひざを床につき、右脚を前に出してひざを90度に曲げる。両手は右ひざの上に重ねる。
STEP2 体重を前方にかける
右脚に体重をかけ、左脚の股関節と太ももの前側を伸ばし、10秒キープする。反対側も同様に行う。
●NG姿勢
前方の脚に体重をかけるとき、お尻が後ろに残ったままだと股関節や太ももの前側がしっかり伸びきらないのでNG。
●さらに効果を高めたい人は腰のひねりを加えてキープ
STEP2を行うとき、前に出している脚側に腰から上体をひねって10秒キープすると、伸ばし効果がアップ!
現在発売中のESSE3月号では、反り腰解消のストレッチのほかにも、ねこ背やねこ首を治すストレッチも紹介しています。お悩みの方はぜひ挑戦してみてくださいね。