省エネ住宅というと、太陽光発電や蓄電池の話に行きがち。でもじつは、断熱材の性能がとても大事です。一年じゅう部屋を快適にしてくれて、エアコンの効きもよくしてくれる、頼りになる建材。健康に暮らせる家づくりのカギといっても過言ではありません。結露やカビも防いでくれ、家を長持ちさせてくれる存在。編集部が気になる商品をチェック!
すべての画像を見る(全7枚)呼吸するウール断熱材で冬も夏も快適に
●アイティエヌジャパン[ウールブレス]
ニュージーランド産ウール(羊毛)を主原料にした断熱材。断熱に加えて高温多湿な日本の気候に適した調湿性を発揮し、冬暖かく夏涼しい快適性を備えます。3種類展開する中で、Vタイプはバージンウール70%のスタンダード商品。防湿層なしで施工できる防露認定を取得(V-100ロール)。
DATA
Vタイプ V-100ロール T100×W435×L10500㎜(約3.0坪分/梱包) 熱抵抗値1.5~4.6㎡・K/W 設計価格1万9800円~/梱包 ※2023年4月1日納入分より価格改定を予定
新しい断熱等性能等級に対応。アルミ箔面材で遮熱性能も確保
●アキレス[キューワンボードMA]
最大100㎜厚のラインナップで、新設された断熱等性能等級「6」「7」に対応する高性能硬質ウレタンフォーム。100㎜厚の場合、従来製品(厚さ61㎜)の1.6倍以上の熱抵抗値を実現。さらに両面に施したアルミ箔面材で、夏季に効果的な遮熱性能を確保します。
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T100・90・80×W910×L1820㎜ 熱抵抗値4.6・4.1・3.6㎡・K/W 設計参考価格1万8500円/枚(100㎜厚)
進化した高性能グラスウールに防湿性能をプラス
●旭ファイバーグラス[アクリアネクストα]
高性能グラスウール断熱材アクリアをさらに細繊維化し、世界最高水準の性能を持つ「アクリアα」シリーズ。新設の断熱等性能等級「6」「7」などの上位性能にも対応しやすい製品です。「アクリアネクストα」は防湿フィルムつきで、住まいをより健康に保ちます。
同社従来の高性能グラスウール(上)とアクリアα(下)。独自の技術で細繊維化に成功
DATA
T105×W395・430・470×L2880㎜ 熱抵抗値3.1㎡・K/W 設計価格1万3464円/坪
石膏ボードと防湿気密シートですき間をなくして気密性アップ
●吉野石膏[タイガー防湿ボード]
石膏ボードと防湿気密シートを一体化し、高い気密性を実現するタイガー防湿ボード。壁や天井のすき間をなくして優れた気密性を獲得。構造部への湿気の侵入を防ぐことで結露を抑え、建物の耐久性にも貢献します。石膏ボードと同様、壁や天井の内装材として使用。
DATA
T12.5×W910×H1820㎜ 価格は要問い合わせ
「すき間をつくらない」工法で住宅のすみずみまで断熱化
●アップルゲートジャパン[アップルゲートセルロース断熱]
紙片状のセルロース断熱材を、専用の装置を使って壁に吹きつける独自工法を採用。小さなすき間や手の届かない天井裏などの空間も逃すことなく埋めることができ、確かな断熱層をつくります。
吸音性能も高く、外部の騒音や階上の音の軽減にも効果あり。
DATA
熱伝導率0.0398W/(m・k) 壁105㎜材工3520円/㎡
※W=幅、D=奥行き、H=高さ、T=厚さ、L=長さを表します。価格は消費税込み価格で、変更する場合もあります。また特記以外、設備・工事・運搬にかかる費用は含まれません