●20代のうちに、自転車で長い旅に出てみたい

北村匠海さん
すべての画像を見る(全2枚)

ESSE3月号のテーマは「暮らし上手が“やめて”幸せになったこと」ですが、北村さんの場合は「ファッションも、インテリアも、料理も、無理をするのをやめた」ことでラクになったのだそう。

「ファッションにもこだわりがあったんですけど、最近、本当におしゃれが好きなのか? 自分に問いかける瞬間があって。たとえば『男は白のTシャツにデニムだ!』と思っていたけど、この組み合わせが似合うのはじつは40代、50代じゃないかと。今の自分の生きざまでは、まだこの域に達していない気がしてきたんですよね」

そんな疑問をきっかけに、インテリアや料理などの暮らし回りについても見直すように。

「僕は北欧のインテリアが好きで家具も統一していたんですけど、おしゃれさを求めすぎて、なんだか自分の家じゃないような気がしてきて…。料理についても、無理に自分でつくろうとするんじゃなく、本当に食べたいものがあるときだけつくればいいと考えるようになりました。インテリアも料理も背伸びをやめたら、すごく生きやすくなったし、家が本当に居心地よくなった気がします」

俳優としても、アーティストとしても忙しい日々を送る25歳の北村さんが、20代のうちにやってみたいのは、長期の旅行。

「リュックと自転車だけで旅に出てみたいんです。今はスマホやテレビがあるから家にいてもいろんな情報を得られますよね。でもそれをいったん、すべて遮断してみたい。事務所にも『申し訳ないけど、僕とは連絡が取れなくなります』と言って(笑)。スマホのマップも見ないで標識だけを頼りに1週間かけてどこかへ行って、また1週間かけて戻ってくるイメージです。本当は1年くらいどこかへ行きたいけど…。2週間くらいが現実的なのかな(笑)」

発売中のESSE3月号では、ほかにも北村さんにたっぷりとお話を伺っています。ぜひご覧くださいね。