家事やライフスタイルに合わせて、回遊動線を取り入れた間取りにすると、生活がとてもラクになります。2人の元気な男の子を育てる日刊住まいライターも、「玄関・洗面所・LDK」を回遊する動線を家づくりで採用しました。ところが、ちょっと問題が。回遊動線が陸上トラックのように、子どもたちのかけっこの場所と化してしまったのです。動線を考える際に注意しておけばよかった、と感じた点について振り返ります。

筆者宅の玄関から見た回遊動線
玄関と洗面所、LDKをつなぐ回遊動線は便利。でも、意外な落とし穴も
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LDK、洗面所、玄関を一周できる回遊動線を新居に採用

間取り図

夫と2人の子ども(長男7歳、二男3歳)と暮らす筆者。1年ほど前、ハウスメーカーで注文住宅を建てました。その際、間取りにLDK、洗面所、玄関をぐるっと一周できる回遊動線を採用しています。理由は、以下のようなことを実現したかったから。

・帰宅後玄関から、すぐに洗面所で手洗いできる動線にしたかった
・手洗いのあとで、買い物したものをキッチンのパントリーにすぐしまいたかった
・来客を、スムーズに玄関からリビングへ招きたかった(その際は洗面所をスキップ)

実際に、回遊動線のある家に暮らしてみた感想はというと…。

コロナ渦ということもあり、帰宅後に玄関からなにも触らずに洗面所にアクセスできるのは、衛生面でとても満足。外で遊んできた子どもたちが、汚れをLDKに持ち込まずに、脱衣所を兼ねる洗面所で着替えられる点もメリットです。

また、洗面所が混み合う朝の時間も、回遊動線だと出入りがスムーズ。家族とバッティングしても、出入り口が2か所あるので便利です。

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