新年を祝うために贈られる金品「お年玉」。今年もだれかにお年玉を渡したという方も多いのではないでしょうか? もらう子どもにとってはうれしい行事でも、大人からしてみると、金額や相手など、少し頭を悩ませることもありますよね。ここでは、ESSE読者267人に、「お年玉」に関するアンケートを実施しました。
ESSE読者267人に聞いた!「お年玉」アンケート
すべての画像を見る(全8枚)今回ESSEレポーター267人に「今年(2022)年にだれかにお年玉をあげましたか?」と聞いたところ、全体の73%にあたる195人が「はい」と答えました。一方、「いいえ」と答えた人は72人(27%)にとどまりました。
つぎに「あげた」と答えた人に、「誰に渡したか?」を聞いてみると、いちばん多かったのが、136人が渡した「兄弟姉妹の子ども」です。ちなみに、「自分の子ども」と回答したのは108人、3番目に多かった「親戚の子ども」へは55人が渡したそうです。また、なかには、「友人」や「上司」の子どもに渡したという人もいました。
●お年玉をいつまでもらっていた?
大人になった今、お年玉をもらうことよりも渡す機会のが多いかと思います。しかし、気になるのは「何歳まで渡せばいいのか」というところ…。そこで、次に「自身はいつまでお年玉をもらっていたか?」を聞いてみました。
【自身は何歳まで親からお年玉をもらっていましたか?】
・第1位:18歳 87人
・第2位:20歳 64人
・第3位:22歳 27人
もっとも多かったのは、「18歳」で、これは高校を卒業する年齢です。また2番目の「20歳」は、成人(現在は18歳に引き下げ)で、3番目の「22歳」は、ストレートで4年制大を卒業し、就職する年代。ちなみに4番目は「15歳」で、こちらも中学卒業の年齢。どうやら、「学業の区切りのタイミング」で、お年玉をもらわなくなったという方が多いようです。
●小学校1年生にはどれくらい渡せばいいの?
また、「いつまで渡すのか?」という悩みに次いで気になるのが、「渡す金額」。そこで、小学1年生・中学1年生・高校1年生の子どもにそれぞれにお年玉を渡すと仮定したら歳の想定金額を聞いてみした。まずは、「小学1年生」から。
いちばんの多かったのは「1000円以下」という回答。その理由をいくつかご紹介します。
・「そんなに必要ないと思うから。最初から金額を上げすぎると、年齢を上げるごとに負担が大きくなる」(愛媛県・40歳)
・「まだお金の上手な使い方をわかっていないと思うし、普段のお小遣い+α程度でいいかなと思うので」(長崎県・34歳)
・「値上げをしてあげたいので、スタートは低めに設定しています!」(埼玉県・46歳)
というように、理由でもっとも多かったのは「まだお金の価値がわかっていない、管理ができない」というもの。また、「おこづかい」を目安に考えてらっしゃる方も多いようです。また、こちらも多かったのが、お年玉の金額「算出法」。
・「大きくなるほど金額が上がっていくと思うので、1年生は1000円、2年生は2000円のように1000円毎アップ。上げる方としても助かる」(滋賀県・56歳)
・「小学生までは500円、小学生になったら学年×1000円と決めています」(神奈川県・47歳)
たしかにこの計算だと毎年金額はアップしていくので、子ども的にはあがる喜びを味わうことができ、大人も金額に悩まずにすみますよね。一方で、金額的には多かった「1万~2万9999円」と回答した3人を見てみると、じつは年齢関係なしに、一貫して「1万~2万9999円」と答えていました。
・「自分ももらっていたので、子どもには0歳から1万と決めています」(山梨県・32歳)
・「夫の親族にそれくらいあげていました」(三重県・40歳)
・「お金の大切さを小さい頃から感じて欲しいので、貯蓄分と使ってもいい金額をあわせてあげたいです」(熊本県・39歳)