「片づかない」「ものが管理できない」とモヤモヤするときは、これまでの当たり前を見直してみることが大事。「よく考えてみれば自分には不要だったというものが、どのお宅にも必ずあると思います」と話すのは整理収納コンサルタントの須藤昌子さん。今回は、須藤さんがあえてもたないキッチンアイテムについてお話を伺いました。
フライパンのフタは収納を圧迫することに気づいた
整理収納のプロである須藤昌子さん、ご自宅のキッチンにはフライパンや鍋の単品フタがありません。一体なぜ?
須藤さんはものをもつ基準をいくつか定めていますが、そのうちのひとつが「もっていることで不機嫌にならないか」ということ。
「フライパン・鍋のフタは、元々のセットでもない限りたいていフタのほうが大きくてかさばります。どこに収納しよう…と考えるだけで憂鬱に。フタを置くためになにかをどかしたり、わざわざスペースを確保するのは私には手間に感じました」
すべての画像を見る(全3枚)さらに須藤さんは、フタのお手入れのしにくさも感じるようになってきたそう。
「どんなにきちんと洗っていても、溝に汚れがたまったり油でベタベタしたりと意外とお手入れが大変だったのです。それを煩わしいと感じたので、もつのをやめてしまいました」
●アルミホイルがあれば代用できる
では、煮込みや蒸し料理などでフタを使いたいときはどうしているのでしょうか?
「アルミホイルを使っています。どのフライパンや鍋にもサイズを合わせられるし、使い終わった後は処分できるのでとても気楽です」
フタのぶんの収納スペースも丸ごとあくことに。キッチン収納に少しゆとりができました。