黒ワンピにだって、やっぱりグレーがあか抜ける
●12/30 金曜日 PM3:30。ホテルのアフタヌーンティーへ
すべての画像を見る(全3枚)大学時代の友達たちと忘年会をかねたアフタヌーンティー。ホテルのラウンジだからおしゃれしていかなきゃと選んだ黒のワンピース。こういうワンピースを着るとやたら貫禄が出るようになっちゃったから、抜け感が大事。グレーのタイツでフォーマル感を払拭。“おしゃれのために着たワンピ”って雰囲気が出るし、黒の強さと40代の威勢のよさもやわらぐ気がしてる。カジュアル感の出るデザインバッグで着崩せば完成!
友達の中には私みたいにバツ1で結婚した子、バツ2の子もいる。マユミは最近どう? と聞かれたのをいいことに「結婚したいと口走って大後悔中」と相談したら「そのくらい本気度出して大丈夫だよ! じゃないと40代ってだけで遊び案件にされちゃうから! むしろ言ってよかったんじゃない?」とみんなにほめてもらえた。あれ、想定外の反応。あーあやっちゃったねって反応かと思ったのに。
「マユミはさぁ、仕事とか友達関係になると自信満々のくせに、恋愛になるといっつも彼の顔色ばっかり伺う。彼にとって重いとか重くないとかそんなことより、自分が幸せになれる方法をもっと自分本位に考えなくちゃ。年齢を引け目に感じるなんて、自分にも相手にも失礼だよ?」
そうか、私はまた“理想の自分”ばっかり追い求めてた。頭でっかちになって、カッコつけてばっかいて、でもいつも最終的に“本当の自分”が求めてることが手に入らなくて、泣くのは自分。自分がどうしたいのかを、どうして自分がもっと素直に聞き取ってあげられないんだろう。「ユウくんと結婚したいんでしょ? もう一回真面目にそう伝えたら? それでいなくなるような男なら、その程度だから」
●今回のキーアイテム:グレーのタイツ
白黒つかないユウみたいにはっきりしない色のグレータイツですが、おしゃれのシーンでは頼れる存在。何色の服ともなじんで、あか抜けて見えて、防寒としてでなくおしゃれのためにはいてるとわかる雰囲気も助かります。リブ、杢グレーなどニュアンスのあるものも大活躍。いろんな種類を集めてみて。
【今回の主人公は、コンサバスタイルの“マユミ”】
42歳のマユミ。保険会社の営業で、バツイチ独身のひとり暮らし。168cm、57kg。大阪出身。はっきりものを言う性格で気が強く、クールで周りに頼られがちだけど中身は乙女。11歳年下の彼氏がいる。仕事柄、平日はオフィスカジュアルスタイルでモノトーンばかり。休日もそれをベースにしたコンサバな服が多い。