老後に備える50代のQ&A
本格的に老後を考えはじめる50代だからこそ、悩みがちなポイントを解決!
すべての画像を見る(全5枚)●Q:住宅ローンの繰り上げ返済と老後資金の貯蓄、優先すべきは?
→A:遅くとも65歳までに完済できるようなバランスで計画を
繰り上げ返済で負担を減らすのはいいことですが、定年退職前の完済を無理に目指すのはおすすめできません。住宅ローンがなくなると節約の意欲をなくしがちですし、老後資金を減らしてしまうからです。繰り上げ返済を活用し、再雇用で収入が下がっても無理なく払える金額まで月々の負担を減らして、65歳までに確実に払い終えるのがベスト。
●Q:医療保険の見直しはどうすればいい?
→A:終身タイプ加入なら、そのまま継続がベター
加入している医療保険が終身タイプの場合は、そのまま継続すればOK。「60歳で満期を迎える」など高齢期に同じ条件で継続できない場合は、終身タイプの医療保険に入り直すことを検討して。ただし、年齢が高くなってから加入し直すと保険料はアップします。入院、手術、先進医療のみのシンプルな保障に絞るのがポイントです。
●Q:定年後、夫のこづかいを減額する“うまい方法”は?
→A:300万円をまとめて渡し、以降のこづかいはナシに
「収入が減ったから」という理由でこづかいを減らすと夫婦仲がぎくしゃくしがち。夫のプライドを傷つけることなく減額するには、退職金から300万円程度を渡し、「定年後のこづかいはここからやりくりしてね」と伝えましょう。まとまったお金があることで心の余裕が生まれ、月々のこづかいがなくなることを受け入れやすくなります。