食品や電気代など値上げが続いています。ライフオーガナイザーの下村志保美さんがおすすめするのは、「家を片づけて節約する」こと。その理由とやり方を教えてもらいました。
片づけるだけの「小さな節約」3つ。貯まらないのは、冷蔵庫や押し入れのせいかも
日用品も食品も値上がりが続いています。今すぐできることは「節約」しかないですが、じつは家を片づけるだけで節約になることもあります。
今日は、片づけの仕事で様々なおうちを見てきてわかった「貯まる人になる片づけポイント」をお伝えします。
●1:冷蔵庫やパントリーの片づけで「食費節約」に
すべての画像を見る(全5枚)冷蔵庫にたくさん食材がつまっていると、あることを忘れてしまって食べきれないという食品ロスが出てきます。
買ったものをちゃんと食べきることで食費を抑える効果があります。
また冷蔵庫が片づいているとどこになにがあるかすぐわかり、あけている時間が減ることで電気代の節約にも。適度な隙間があることで、空気循環がよくなって節電効果もアップ。
食品ストックを入れているパントリーや収納も同様です。ぎちぎちにつめ込んでしまうとなにをどれだけ持っているかがわからなくなり、「家にあるのにまた買ってしまった!」というダブり買いや、「気がついたら賞味期限がきれていた」なんてもったいない事件もなくなります。
あけたらパッと全体になにが入っているかわかる量が冷蔵庫に入れる適量です。貯まる人になるためには、入れすぎ注意!
●2:押し入れ・納戸の片づけで「発見」も
日用品や洗剤のストック、いただきものなどが奥に押し込まれていることが多い場所。ここを片づけると新しく買わなくても「あ! こんなものがあった」という発見もあります。
私の片づけのお客様は、押し入れの奥から大量の洗剤を発見。しばらく洗剤を買わなくてすみました。
安いものを買うことも節約ですが、持っているものを使いきることのほうがもっと節約効果が高いです。
また押し入れや納戸もギュウギュウにつめ込んでいたら湿気がたまり、大切にしまっておいたものがカビてしまった、型崩れしてしまった…なんて残念なことにも。
風とおしよく、見渡せる中身を適量に抑えるというのは冷蔵庫と同じです。