世のなかでは持っていて「当たり前」でも、自分にとって不要なら持たなくていいものもあるはず。美術エッセイストとして活躍する傍ら、高齢者向けの団地でひとり暮らしをする小笠原洋子さん(73歳)が、持たないものについて教えてくれました。

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「持たなくてもいい」もの5つ

小笠原さんは、実家の片づけや引っ越しから「いるものといらないものを明確に分ける」ことを学びました。その考え方を実践していくなかで、「持たなくてもいい」と決めたものを紹介します。

●1:固定電話をやめてスマホ1台に

電話する女性
小笠原洋子さん
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現代では、電話機の出番も減り、メールがあればファックスも不要になりました。
「だれかと連絡をとるなら、スマホひとつあれば十分です」

●2:ダイニングテーブルを処分

可動式ワゴン

ひとりの食事に大きなテーブルは不要です。
「天板を広げられるワゴンがひとつあれば、収納を兼ねて、部屋の好きな場所で食事ができます」

●3:炊飯器は不要。レンジ用土鍋が便利

電子レンジ

もともとご飯は鍋で炊いていたという小笠原さん。
「今はリサイクルショップで見つけた1合用の電子レンジ用炊飯土鍋を愛用中! 場所を取らないし、便利なんです」

●4:食器棚は処分。シンク下の棚に入る分まで

シンク下収納

かつてはたくさんあった食器も今は自分が使う分だけで十分になりました。
「シンク下の収納に収まるので食器棚は不要。いい器などは、欲しい人に譲りました」

●5:調理道具は最小限。まな板代わりに牛乳パックを

まな板代わりの牛乳パック

意外と場所を取るまな板もストレスのもとになることに気づきました。小笠原さんは牛乳パックを切って開いて代用しています。
「汚れたら捨てるだけなので、衛生的にもいいんです」

「持たない暮らし」、できることから始めてみませんか?

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