好きなものを増やすと、なかなか減らすことができないもの。ここでは、「まだ着られる服」や「捨てられないもの」を減らすコツについて、整理収納に詳しいブロガーのフネさんが教えてくれました。
なかなか捨てられない「まだ着られる服」を減らすコツ
あるとき、わが家でいちばんのミニマリストの息子が「服を減らしたい」と手持ちの服をリビングに持って来ました。「もともと少ないのにまだ減らすの?」と思う私。しかも買ったのをまだ覚えている服も結構あるのに。
ただ、その減らし方があまりに見事だったのでご紹介します。
●1:基準は「1アイテム2~3枚」。着心地も大事
彼は、たとえば長袖のTシャツは3枚あればいい、スラックスは2本。という感じで、先に量を決めて選んでいました。
捨てられるズボンを手に取り、つい「まだまだはけるのに」と言いましたが、
「そんなにいらないよ」
「それじゃ減らないじゃん」
うーん、ごもっとも。
私たちはつい「まだ着られる」「まだ使える」と残してしまうのですが、そうではなく「これがあれば大丈夫」という必要最低量で選んでいたのです。
必要最低量はその家の洗濯の頻度や年齢、ライフスタイルによっても変わりますから、そんなに少量でなくてもいいのです。大事なのは「必要最低量」。
そして取捨選択のいちばんのポイントは「着心地」「着やすさ」でした。マイナス要因があるものは新しくても取り除きます。たとえば息子なら、
・裾が短い
・逆に長すぎて上着から出てしまう
・生地が固くて好きじゃない
・フードや紐が邪魔
など。
ボタンのあるカッターシャツやポロシャツは、今は着なくても今後着なければいけないことがあるから、と1枚ずつ置いておきました。
ここに式服は含みません。
●2:ボトムスは定番色にすれば迷わない
息子のボトムスは定番の黒・オフ白なので、なんでも合わせられます。
女性もスカートでもパンツでもボトムスを定番色にしておけば、トップスで遊ぶことができます。私は白黒ベージュの3色。毎日のコーデも迷いません。
トップスを変えれば、ボトムスが変わっていなくても気づかれないもの。あなたは昨日会った友達や同僚の服装を覚えていますか? 特徴的でなければ、意外と覚えていないものです。