CASE2.テラス一体型バスルームで露天風呂気分を満喫

●Iさんの家 東京都 設計/Sデザインファーム 撮影/松井 進

浴室の十和田石の壁
30㎝角の十和田石を4枚使って、大判に見えるように工夫した壁。厚みを変えて市松柄に貼ることで、変化に富んだ雰囲気に
すべての画像を見る(全10枚)

この極上の空間があるのは、東京の住宅密集地に立つ、敷地30坪の小住宅の中。I邸の浴室は、国内外の高級ホテルの内装設計に携わる夫が、家づくりの要とした場所です。

「日本ならではの素材でまとめ、肌触りや色みも追求したい」と、床、壁、浴槽に十和田石を採用しました。素材ならではのブルーグリーンのやさしい色合いが、しっとりとした情緒豊かな空間にひと役買います。

さらに、湯につかりながら光や風、緑が楽しめるように、テラスも併設。壁で囲って空への抜けをつくることで、露天風呂気分が味わえます。

 

框にヒノキを用いた十和田石の浴槽

框にヒノキを用いた十和田石の浴槽は、アステック社のユニットバス。温泉旅館の気分を味わうための、夫念願の設備です。床から少し浮かせて設置し、シャープな印象を際立たせました。

 

浴室から出入りするテラス

浴室から出入りするテラスに休憩用のベンチを設置。

 

洗面ボウル

「服の下洗いや洗髪ができるように」(妻)と、洗面ボウルは機能とデザインを備えたデュラビット社の大型タイプ。

 

トイレ

 階段下のデッドスペースを生かしたトイレ。

この家のことを詳しく知りたい方はこちら

まるで旅館の風呂みたい。東京・敷地30坪に建つ家の極上空間

関連記事

浴室設備を標準仕様にして後悔。使い勝手悪い小物類にムダな機能…60代が伊豆の森に建てた、隠れ家のような別荘「ずっといても飽きない居心地」浴室を1.25坪にして、快適な子育を。調光ライト、ベンチ、窓…採用したいのは?