フジテレビ「ノンストップ!」のコーナー「ノンストップ!ESSE」。プロデューサーの吾妻聖子さんが、コーナーの裏側を紹介してくれました。
今回は火曜のコーナー「笠原将弘のおかず道場」の裏側をお届け!
「笠原将弘のおかず道場」裏話!じつはこんなところで撮影しているんです
毎週火曜日の人気コーナーといえば、「笠原将弘のおかず道場」! 恵比寿にある予約の取れない和食の名店「賛否両論」の笠原シェフが、家で簡単にできるおかずを教えてくれるコーナーです。私が悲願の末に立ち上げたコーナーであり、私にとって子どものようなコーナーでもあります。
笠原さんは本当に天才的なシェフ。アイデアやお料理のテクニックには、すべて論理的な根拠があって、「おいしい」をつくり出しているんです!
というわけで、今日はこの「笠原将弘のおかず道場」の裏側をご紹介します。
●雑然とした厨房で試作!
このコーナーの頭は、短いVTRで始まります。笠原さんが、その日紹介するレシピの見所を簡単に紹介する「アバンVTR」と呼ばれるもの。その映像を、オンエアの1週間前に、試作をかねて撮影しています。
リハーサルを終えた笠原さんが、「消え物」と呼ばれるスタジオの裏のキッチンにやってきます。
この「消え物」は、スタッフが裏の仕事をする場所なので、テレビ局の中とは思えないほど、ものすごく素朴で雑然とした厨房。ここで、次の週に紹介するレシピを笠原さんが実際につくるわけです。
スタッフは、その動きをカメラにおさめながら、どういう道具でどういう段取りが必要か、どの作業にどれくらいの時間がかかるのか、などを確認します。
また、時間がかかる作業をするときに、なにかトークのネタになるようなものはないか、笠原さんとコミュニケーションを取りながら作業することも大切です。
なぜ、そんな切り方をするのか、調味料を入れるタイミングに理由があるのか…など、さまざな質問をしながら撮影していくのです。
●湯気が立っている間に、料理撮影
こうしてでき上がったものは、湯気が立っている間にすぐ、別の場所で撮影。今まで手で持っていたカメラに三脚をつけて、できたてをおいしそうに撮影します。
本格的なロケはカメラマン、照明さん、音声さんが同行しますが、こういったちょっとした撮影は、ディレクターが自らカメラを回すことが多いです。最近はカメラの性能がどんどん上がっているので、ディレクターカメラのロケも増えました。
さて、こうして終了した試作兼撮影。短いVTRをつくるにも、ディレクターの熱い想いが込められています。ぜひそんな裏側を想像しながら、ご覧ください。