●漆・木の器

漆・木の器のお手入れ
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【しまわず使うことで湿度を与え続ける】

「木製食器や漆器は、“洗っては使う”を繰り返して適度な湿気を与えた方が長もち。しまい込まずに使い続けてくださいね。木製のトレーやカトラリーがカサカサに乾いた感じになったら、全体に食用油を薄く塗ると汚れや反り防止にも」(日野さん)

●包丁

包丁のお手入れ

【→水分を残さずしっかりふき取りを】

「柄が木製の場合は、刃との隙間に水がたまると腐るため、洗ったあとは隙間の水気をふき取るように。トマトの皮がきれいに切れなくなったら、研ぐタイミング。素人でも研げば切れるようになるので、定期的に研ぐ習慣を」(日野さん)

●ほうろう

ほうろうのお手入れ

【焦げがついたら早めにケアを】

「普段のお手入れは中性洗剤とスポンジで洗えばOK。焦げたら鍋にぬるま湯をはって重曹大さじ1と食用油を2、3滴入れ、約15分沸騰させて火を止め、1~2時間おいて洗い流します。何度も繰り返すと重曹による細かな傷ができ、焦げが取れにくくなりますが、経年変化も楽しんでくださいね」(日野さん)