LDKを広々と、かつ、散らかすことなく快適に使うための工夫を3つ紹介します。「縦一列に続くレイアウトの19畳のLDK」に2つの収納スペースを隣接させる。そんな間取りで、2年前にハウスメーカーで家を建てた日刊住まいライター。広くLDKを使うために間取りでこだわったこと、また、家具選びでこだわったことなどを語ります。
すべての画像を見る(全6枚)LDKを広くすることにこだわり縦一列のLDKに
筆者は2年前にハウスメーカーで家を建てました。4人家族で、2人の子どもは未就学児です。間取りで家いちばんこだわったのは、LDKを広くとること。結果、実現したのが縦一列に続くレイアウトの、19畳のLDKです。
LDKを長方形にすると、凹凸が少なくなり、家具を置きやすい。かつ、置いたときのデッドスペースが生まれにくくなります。
ちなみに筆者は、あらかじめ大型の家具を壁際に置こうと決めていました。LDKの真ん中になにもないスペースをつくって、LDK全体を広く感じたかったからです。
工夫1.ソファやテーブルはコンパクトなものを選ぶ
LDKに置く家具を小さくすれば、家具の占める場所が少なり、結果的にLDKは広くなります。
わが家は、あえてコンパクトサイズのダイニングテーブルとソファを採用しました。ダイニングテーブルのサイズは80×160cm。家族4人であれば十分な広さです。これまで2年間使っていますが、テーブルが小さいと感じたことはありません。
ソファは3人がけものをチョイス。ソファよりも床に座ることの方が多いことと、いずれはソファをなくすことも視野に入れていることから、わが家ではソファの重要度はあまり高くありません。よって、家族4人でも、3人がけのソファで問題なし。
ダイニングテーブルとソファのほか、テレビと子どもの英語教材を収納するコーナーがリビングダイニングにはありますが、ダイニングテーブルとソファがコンパクトなおかげで、部屋を広く使えています。
工夫2.家具は壁際に置き、真ん中に余白スペースを!
わが家は、LDKにある大きな窓がリビング南側の一面のみ。LDKの床や壁が白色のため、窓が一面でも暗いと感じることはほとんどありません。
ダイニングテーブルを除いて、リビングダイニングの家具はすべて壁際に置いています。そのため、リビングの真ん中には、ものがなにもありません。
リビングにテーブルはなく、必要なときだけ折りたたみ机を広げて、使わないときは収納しています。この折りたたみ式の机は45×60cm。おもに子どもがお絵かきや勉強で使います。
余談ですが、わが家には勉強できる場所が4つあります。先ほどの折りたたみ式の机、ダイニングテーブル、ダイニングの備えつけの机、そして、子ども部屋です。折りたたみ式の机が小さいと感じれば、別の場所でもできます。
工夫3.収納スペース隣につくり、LDKに置くものを減らす
LDKを広く使いたいので、LDKに置きがちなものはとにかく減らしたい。そんな希望があったので、間取りづくりの際、LDKに隣接するように階段下収納とファミリークローゼットを設置するプランに決めました。
子どものオモチャやオムツなど、リビングで使いそうなものは、ほとんど階段下収納に。カバンや上着などはファミリークローゼットへ入れています。使いやすいところに収納があるので、ものの置きっぱなしを防げ、部屋はいつもスッキリ。