帰宅した家族が、明日また使う通勤着や制服を、床やリビングのイスの上に脱ぎっぱなしに。せっかく片づけた部屋が、散らかってしまう…。長年続いてきたそんな悩みが、最近ようやく解決したという日刊住まいライター。どんな試行錯誤をしたのか詳しく語ります。
すべての画像を見る(全6枚)家族の出しっぱなしにうんざり…
自宅で仕事をしている筆者は、昼間の仕事を終え、家族が帰ってくる前に必ずリビングを片づけます。帰宅したときに家が散らかっているとゲンナリしてしまうだろうから、できるだけ見た目だけでもすっきりと整える努力をしています。
それなのに、家族が帰ってくるとあっという間に散らかります。明日またすぐに使うものを、毎晩しまって、再び朝に出すのは面倒。その気持ちもわかるので、ずっとガマンしてきたわけですが、積み上げられた洋服を見るとため息が。
結局、使わない間は片づけたいと思う筆者が片づけて、朝準備してあげるという必要か不要かよくわからない家事に、長年悩まされてきました。
対策1:片づけボックスを置いてみる
これを解消すべく、リビングの隅っこに片づけボックスを置いてみました。床やイスの背が散らかるよりはマシになり、若干片づいた印象にもなりました。
しかし、カゴの中にものを積み重ねていくため使い勝手も悪く、衣類はシワになりやすい。カゴに入りきらないバッグなどは、やはりそのへんに置きっぱなしに…。以前よりはよくなったものの、気持ちよく感じることはできませんでした。
対策2:廊下の物置をクローゼットに
筆者宅には、玄関の階段そばに小さな物置が設置されています。もともとは掃除道具を収納していたのですが、ここを家族にあけ渡す決心をしました。ドア1枚分くらいの幅しかない小さなスペースですが、お支度クローゼットとして使い始めたのです。
ちなみに、それまで入っていた洗剤は万能使いできるタイプに変え、掃除道具は必要最低限に絞って手持ちを減らし、それぞれ必要な場所に分散しました。
●お支度クローゼットを使う際の約束事は2つ
・毎日使うもの、仕事または学校に必要なものしか置かない
・上着やパーカーなどはよく使う1枚のみ収納
小さなクローゼットは、すぐにいっぱいになって使いにくくなります。ここは通常のクローゼットではなく、「お支度専用」という感覚をもって使ってもらうように、ルールを決めました。