片づけをラクしたいなら、少ないもので暮らしをまわすのがいちばんです。そのためには、持つものを選び抜く必要があります。ヒントは「多用途」。できるだけ持たない暮らしを実践している整理収納コンサルタント・須藤昌子さんに、ものの選び方について教えていただきました。

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ひとつのものにたくさん働いてもらえば、数を持たなくてもいい

片づけ本の出版や監修を手がけ、整理収納サービスやセミナーでも支持されれている須藤さん。片づけだけでなく、ものの選び方にも定評があります。須藤さん流のもの選びは、「使いまわせる」こと。

すっきり
ものを少なくする秘訣は、役割をたくさんもたせること
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「役割をたくさん持たせて、ものひとつひとつの使用頻度を限りなく高くするんです。少ないもので暮らしを回せば、収納や管理がとてもラクになります。余計な買い物をしなくてもいいので節約にもなりますね」

●収納ボックスは「四角」「重ねられる」タイプを選ぶ

須藤さんが、使いまわしを最も意識して選んでほしいと話すものは、収納ボックス。

「特定のシリーズでそろえて使っている方は多いと思いますが、もう一歩踏み込んだ選び方をすれば、さらに使いまわしやすくなります。ポイントは、四角い形で重ねられることです」

須藤さんが自宅で愛用しているのは、squ+のインボックスシリーズ。

ボックス

四角いボックスがいい理由は3つ。

・丸みがあるものより収納力が高いこと

・棚へのおさまりがいいこと

・中を仕切るためのアイテムが入れやすいこと

です。

「丸みがあると、四隅まできっちりものを入れることが難しくなります。四角いと、ボックスを置く棚のスペースも最大限利用できます」

四角い形状は、ボックスを積み重ねやすいのも大きな特徴。こちらのボックスは、フタをつけなくても重ねられます。

重ねる

須藤さんはこのシリーズをパントリーや子ども部屋収納で多数使っているそうです。入れるものを選ばず、積み重ねれば場所もとらないから、子ども部屋で不要になっても別の場所で使い続けられます。