9月19日は「敬老の日」ですね。年齢を重ねても、「自分らしく楽しく生きれたら…」そう願う人も多いのではないでしょうか? ここでは、これまでESSE onlineに登場した、60代後半以上のおしゃれな女性の記事の中から、とくに人気のあったものをピックアップ。ファッションのこだわりについて紹介します。
年をとってもおしゃれを楽しむ。60代後半~80代女性の人気記事まとめ
女優、作家、料理研究家、ブロガー…。憧れのあの人たちのこだわりを聞きました。
●型にとらわれずに着こなす秘訣~草笛光子さん
80代も輝き続ける女優の草笛光子さんは、遊び心あふれる私服が印象的。それが発端となり、私服の着こなしを紹介したファッションブックまで出版されたおしゃれさんです。
すべての画像を見る(全11枚)「それまで黒やベージュの洋服が多かったのに、グレーヘアになったら、思ってもみなかったオレンジや黄色が着てみたくなりました。赤い口紅も上品に見えるのがうれしくて! じつは20代の頃から、白髪のおばさまを見かけるたびに『黒髪よりずっとすてきだわ』と思っていました」
素の自分でいられることを、すがすがしく感じるという草笛さん。
「なんでもどんとこいな気分よ。地肌が荒れることもなくなり、白髪に黒が混じって、すうっとウエーブの流れが見えるのも気に入っています」
「安価な服もいろいろもっています。1枚買う金額で5枚も6枚も買えちゃうって、すてきなこと。それに安くてベーシックな洋服をどんなふうに組み合わせるか、頭を使って考えるのが好きなんです。豪華一点主義的なブランドものは、それだけで完結するから組み合わせる余地がないのよね。そのうえ、一回着たら、立場上、みんなが忘れてくれるまで着ることができないんです」
「『また同じ服』と思われたら、安いを通り越して、貧しく見えてしまうと思うんです。ユニクロの服もよく着ますよ。シンプルな服ほど、コーディネートのしがいがあって楽しいんです」
詳しく知りたい人はこちらをチェック!
奇跡の80代・草笛光子さんのおしゃれ術!私服ではユニクロやH&Mも
●シニア世代にこそおすすめしたい色彩豊かなコーディネート術~角野栄子さん
『魔女の宅急便』の著者・角野栄子さん(取材当時86歳)はカラフルな洋服で注目を集めています。そのコーディネートを担当するのは娘である作家・翻訳家のくぼしまりおさん。色使いの秘訣とは?
「服の色はとても大切です。なかでも白は着たときに顔のまわりをふわっと明るくするレフ板のような効果を発揮します。顔写りをよくしてくれるので、コロナ禍のリモート会議が増えている働き世代の人たちもおすすめなんですよ」とくぼしまさん。
「テレビや映画などに出てくるおばあちゃんが着ているファッションといえば、茶色やエンジ色の服が多いですよね。でも、明るい色を選んだほうがこなれた感じも演出できるし、実年齢より若く見えるんです」
「シニア世代のおでかけ着といえば、足元はストッキングやタイツが定番。しかしずれ落ちやすいし動きにくい。その上、足首は冷えやすい。でも靴下なら機動性に影響がでないだけでなく、足首を温かくカバーしてくれます」
「母に選んでいるのは、靴を履いたときにもちゃんと見える足首上のところに、明るい色やかわいい絵柄が入っているもの。お店に並んでいる靴下は、つま先のデザインが強調されていることが多いのですが、そこは靴を履いてしまうと見えません」
じつは、靴下のデザイン選びで大事なのは、くるぶしから15cm上の部分。
「わずかな面積ですが、足元に目が行ったときにパッと際立った個性を演出してくれるお得なアイテムなんです!」