宝塚歌劇をこよなく愛するヘアメイクアップアーティストの山本浩未です。私、「TAKARAZUKA」を知って人生が変わりました! そんなTAKARAZUKAのすばらしさをみなさまにお伝えするべく、観劇の感想や、今後の公演への期待をつづります。すべては私の妄想、個人的な感想&意見でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
vol.56 花組ショー・スペクタキュラー『BEAUTIFUL GARDEN −百花繚乱−』
百花繚乱、色とりどりの花が咲き薫る永遠の花園、タカラヅカ。ひときわ美しく大輪の花を咲かせる「花美男子(HANAOTOKO/ハナオトコ)」の誘惑に心ときめき、「花美乙女(HANAOTOME/ハナオトメ)」の優美な姿に酔いしれる、絢爛豪華で大人な雰囲気のショー作品。明日海(あすみ)りお、仙名彩世(せんな あやせ)らが出演。
仙名彩世さんが驚きの退団発表!
花娘はかわいいのです。(編集部注:花娘とは、花組の娘役のこと)
…と、ここまで書いているときに飛び込んできた「仙名彩世 退団」のお知らせ。あまりにビックリして止まっちゃってまして、、
いやー、ビックリした。絶対、明日海さんと添いとげると思っていたから…
でも、気をとりなおして書きまっす!
組カラーというか、組ごとの「伝統」ともいう雰囲気、最近はなくなったよね、と言われるけど、やっぱりあるんです。
花男&花娘と言われ、花組はやっぱり正統派!
花娘たちは1.5歩下がって男役を立て、男役をよりすてきにカッコよく見せるのです。姿、表情、動作、すべてが愛らしく可憐であり、花娘ならではの品のよさがあるんです。私はいつも娘役さんのヘアスタイルに注目してるんですが、花娘はうまいの。
娘役さんはヘアスタイリングとともに髪飾り、アクセサリーをすべて自分でつくります。それを衣装や場面に合わせてチェンジする。だから私は娘役さんのヘアスタイルをオペラ(=オペラグラス)でチェックしています(笑)。
花娘たちはみんなレベル高い!
とくに仙名さん! 下級生の頃から娘役力が高かったけれど、トップになって明日海さんと並ぶようになってからさらに上がった。さすがです。
副組長の花野ジュリアさんを筆頭に、花娘の美の伝統は引き継がれ、前公演のレヴュー『BEAUTIFUL GARDEN』もかわいいかった~。とくにオープニングとフィナーレは衣装に合わせて、みんなかわいく工夫してて、なかでも舞空瞳(まいそら ひとみ)ちゃんのヘアスタイルがかわいかった!
仙名さん退団は寂しいけれど、花娘の伝統は続く…。
退団する最後のその日まで、ますます輝きを増すだろう仙名さん、どれくらいきれいに輝くのか楽しみです。