年齢に関わらず、病気やケガには突然見舞われるもの。さらにコロナ禍では、「もしも病気になったら」「入院することになったら」という不安も。事前に入院シミュレーションをしてみて、普段から使えるものを暮らしに取り入れてみませんか? 最近入院を経験したライフオーガナイザーの下川美歩さんが、入院中に「あってよかった!」と思ったものについて詳しく教えてくれました。
普段から使える!入院時にあってよかったもの5つ
50歳目前で、くも膜下出血を発症しました。幸い症状は軽いものの、1週間ほど安静が必要で入院することになりました。突然の入院に持って行って便利だったものを5つご紹介します。
●コロナ禍の入院事情
新型コロナウイルスの感染が拡大してから、入院中の面会や差し入れなどの受け渡しが制限つきになりました。
感染予防のため、ダイニングなど共用部の使用を制限されると、病室内で過ごすことが多くなります。
そこで、マスクや下着など病院で指定されたものに加えて、ベッド周りで快適に過ごすためのアイテムをいくつか持ち込みました。
●1:一台二役のAC充電器つきモバイルバッテリー
突然の入院でベッドに安静となると、連絡手段はスマホのみ。電池がきれると、自分からは連絡ができなくなってしまいます。私の場合、いつも持ち歩いているAC充電器つきモバイルバッテリーが役立ちました。病室が決まるまではモバイルバッテリーとして、病室に着いてからはコンセントをお借りして充電器として使用しました。
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もちろん一般的な充電器でもいいのですが、これはコンセントから外して使えるので、ケーブルが邪魔にならずに便利でした。
Anker PowerCore Fusion 5000(モバイルバッテリー 搭載 USB充電器 5000mAh)
USB充電器として使用しながらAnker PowerCore Fusion本体を充電でき、そのままモバイルバッテリーとして持ち歩くことができます。折りたたみ式プラグを採用しているので持ち運びに便利です。
●2:スタンドつきタブレット端末でテレビは不要
今回入院した病院には、無料の入院患者用Wi-Fiがありました。そこでiPadを持ち込み、従来型の有料テレビは利用しませんでした。リアルタイムの番組しか見られないテレビと違って、ネットには見逃し配信があります。見たい番組だけを好きな時間に見ることができます。途中で停止することもできるので、とても便利でした。
備えつけのテレビでは常に同じ向きで画面を見ることになり、首が疲れることも。タブレット端末をスタンドで立てれば、左右正面のどこでも置くことができます。おかげで、体勢を変えながら見ることができました。
●3:スマホでラジオが聴ける「radiko(ラジコ)」
長時間スマホやタブレットの画面を見ていると、眼が疲れてしまいます。そんなときは、ラジオの出番。動画だと音だけ聴こうとしても画面が気になりますが、ラジオなら耳だけでしっかり楽しめます。
パソコンやスマホでラジオを聴ける「radiko」では、放送中の番組のライブ配信ほかに、タイムフリーで過去1週間以内に放送された番組も聴くこともできます。私はスマホにradikoアプリを入れて、リアルタイムでニュースを聴いたり、昼間に深夜番組を聴いたりしていました。