4.5畳を快適に過ごすための方法や注意点
寝室にゆとりが欲しい方にはおすすめしませんが、寝室は寝るだけの場所でいいと考えるなら、4.5畳の寝室は正解だと思います。
筆者と同じように考える方のために、4.5畳の寝室を快適に過ごすためのポイントを紹介します。
●扉は開き戸でなく引き戸にする
すべての画像を見る(全13枚)開き戸にすると間違いなくベッドや家具類と干渉します。
もし予算の都合で開き戸にする(引き戸は一般的に開き戸に比べて価格が高い)場合は、廊下側に開くようにするなど、工夫が必要です。
●室内窓をつけるのも効果的!
人によっては4.5畳の寝室はかなりの圧迫感を感じます。もし、窓がつくれない場合は、壁に室内窓をつけるのもいいでしょう。室内窓の先にサッシがあれば自然光による明るさも期待できます。
窓をつけることが可能なら、窓を大きくとるか、2面採光にすることを検討してください(西面や東面の場合は日射遮蔽<しゃへい>などを設計者に要相談)。天井高を高くとってもよいのですが、横幅との比率を考えると2.1m~2.3m程度で丁度よいと思います。
建築費用が高止まりで、寝室4.5畳という選択はアリ!
わが家は住宅街で近隣との距離が近いので、プライパシー重視で小さめの高窓にしました。寝室からすてきな借景が見えるなら別ですが、隣の外壁しか見えないのでよい選択となりました。
将来的には子どもは自分の部屋で寝るようになるので、夫婦ふたりだと、4.5畳で十分すぎる空間になりそうです。
実際に最近、7歳の長男が自分の部屋が欲しいと言い出したので、9畳の洋室を4.5畳の2つの部屋に分ける間仕切り壁の工事を行いました。まだひとりで寝てはいませんが、すぐにそのときはやってきそうです。
もし寝室は寝るだけでよいと考えるなら、きっと4.5畳の寝室で満足できるはず。建築費用が高止まりするなか、家づくりの参考にしてください。