洗面所や浴室は、家の中でもとくにごちゃつきがちな場所。水気があるため、ものが多いと掃除も大変になります。そこで、50歳から本格的にミニマムな暮らしをスタートさせたという、カナダ在住のミニマリストでブロガーの筆子さんに、洗面所や浴室、トイレから捨てた方がいいものを教えてもらいました。
50代、洗面所・浴室・トイレで捨てた方がいいもの
すべての画像を見る(全8枚)今回は洗面所、浴室、トイレにある不用品を捨てるすすめです。毎日使う場所なので、余分なものは一掃して使いやすい環境をつくりましょう。
若い頃は、「自分の肌や髪にいちばん合った製品」を求めて、さまざまな化粧品やシャンプーを試していた人も、50代ともなれば、使う製品も絞られてくるはず。本当に使うものだけを残してください。
●1.化粧品
サンプル、使いかけのまま放置しているもの、使用期限を過ぎているもの、多すぎて使い切れないものを捨てます。
小さなパウチやボトルに入っているサンプルは、本製品に比べると長持ちしません。そもそも、それ、本当に使うのでしょうか? 先週私は、娘の家の掃除を手伝い、娘が長年持っていたコスメのサンプルを全捨てしました。
娘は高価なスキンケア商品が好きなので、通販で買うたびに、いろいろなサンプルが家にたまります。口がしまるビニール袋に入ったサンプルを私に渡しながら、娘は、「使用期限をすぎていたら捨てて」と指示を出しました。
ですが、サンプルの入ったパウチに使用期限など書かれていません。もらってすぐ使わなかったら、使うタイミングはとっくに過ぎています。
●2.ヘアケア製品
シャンプー、コンディショナー、トリートメント、ヘアクリーム、ヘアオイル、毛染め、白髪染め。昨今、ヘアケア製品にもいろいろな種類がありますね。
サンプル、もう使わないもの、使用期限を過ぎているもの、最初からいらなかったものを捨てましょう。
使用期限がわからなくても、においやテクスチャーが変だったら、捨てた方がいいですよ。くし、ヘアブラシ、ヘアネット、ヘアゴムなども見直してください。
●3.タオル
タオルは本当に使う分だけ取り除けて、残りを手放してください。
「ええ~、そんな! 筆子、乱暴すぎる」と思う方に向け、すっかり擦り切れたもの、シミがついてしまったもの、変なにおいがついて取れないもの、はしがほつれているもの、ゴワゴワしていて使う気になれないものを捨てましょう、と提案することもできます。
しかし、大半の人がタオルを持ちすぎなので、難のあるものだけを捨てても、使わないタオルがたっぷり残ります。
清潔なタオルが好きでたくさん買いこみ、使いきれず、ずっとためこむ女性は少なくありません。粗品でもよくもらうので、家じゅうのタオルを全出ししたら、意外にたくさんあることに驚きますよ。
使わないタオルは、ウエスにして掃除に使ってください。
●4.デンタルグッズ
歯ブラシ、歯磨き粉、歯磨き用のコップも、化粧品やヘアケア製品と同じ要領で捨てます。
歯ブラシは、使っているうちに毛先が広がり、効果的に磨けなくなるし、毛の間に食べ物がたまり、バクテリアが住みつきます。そのため、まめな交換がおすすめです。日本の歯医者のサイトには、交換頻度として、1か月に1回としているところが多いです(日に3回の使用の場合)。
北米では、3~4か月に1回と言われます。清潔好きの日本人は、やたらと歯を磨くから、歯ブラシの痛みも早いのかもしれません。私は、使っている電動歯ブラシのメーカーの指示に従って、3か月に1回交換しています。