食材が豊富で、今熱いのが、「ドン・キホーテ」。安さだけではないその魅力と、今回とくにおすすめする「ツナ缶」について、スーパーマーケット研究家のスギ・アカツキさんに解説してもらいました。
すべての画像を見る(全5枚)ドン・キホーテで節約もできる!ストック食材がお買い得
スーパーマーケット専門家のスギアカツキです。“驚安の殿堂”として知られる総合ディスカウントスーパー「ドン・キホーテ」(通称:ドンキ)は、今、食材が大注目です。スーパーマーケットに期待されている「安さ」だけにとどまらないユニークな商品開発力やパッケージのおもしろさ、プレミアムな逸品をもそえる商品バリエーション力は、競合を圧倒するパワーにあふれています。
今回は、徹底的なコスト削減によって大人気商品となっている「ツナ缶」をご紹介しながら、おいしい節約生活をするためのドンキ活用術について考えていきたいと思います。
●ドンキマニアが太鼓判を押す「ツナ缶」。1缶75円はなぜ可能なのか?
ドン・キホーテと聞くと、若者向けというイメージを抱いている方がいらっしゃるかもしれませんが、それが本当だとしたら過去の話。今では老若男女の幅広いニーズにこたえるようなオリジナル商品が充実していて、調味料や定番食料品の多くは「節約生活」を後押ししてくれる実力派アイテムがそろっているんです。ドンキのオリジナル商品には「情熱価格」というブランドがつけられていて、大きな「ド」のマークが目印。しょうゆやソースなどの基本調味料、焼肉のタレ、チーズ、油揚げや焼きそば、焼きのり、切り餅、健康オイルまで、それらのラインナップに驚かされることでしょう。
これらの安さを実現させている理由は、仕入れ先の厳選や製造工程の工夫、大量発注など多岐にわたります。具体的にはパッケージを見ればだいたいわかるようになっていますから、早速今回の主役である「ライトフレーク」のパッケージをチェックしてみることにしましょう。「買い置きに便利な10缶パックにすることで1缶ずつのラベルコストを省いた価格破壊ツナ缶」と書かれています。一体どういうことなのでしょうか?
じつは、一つ一つの缶にはラベルが一切なく、シンプルなスチール缶が10個パッケージされているのです。これぞ究極のコストカットではないでしょうか。
中身を空けてみると、ライトフレーク(マグロではなくカツオ)としては遜色なし。調味料として野菜エキス、食塩、粉末玉ねぎなどが使われていてシンプルな味わいに仕上がっています。さらに原産国がタイという点もコストダウンにつながっています。