築42年の個性的なテラスハウスをリノベーションした住まいです。暮らしているのは、設計・施工も手がけた「HandiHouse project」のメンバー・坂田裕貴さんの家族(30代夫婦と2人の子ども)。2階の寝室&プレイルームの前には「トトロの森」みたいな広い庭が。おかげでコロナ禍でも、子どもたちはストレスなく過ごしています。間取りは大きく変更せず、建具や照明器具なども既存の味わいを生かしました。
すべての画像を見る(全24枚)トトロの森のような広い庭を生かしてストレスなく暮らす
●この家のプロフィール
- ・坂田さんの家 神奈川県
・家族構成:夫35歳 妻35歳 長女6歳 長男1歳
・延床面積:88.24㎡
・築年数:42年(1980年築)
・工事費:1000万円(税・設計料込み)
・設計・施工:HandiHouse project
LDに開放感をもたらす中庭ではハンモックが大活躍。「大きな窓がフルオープンにならないのがちょっと残念。建物ができた当時は、中庭に出てくつろぐという感覚がなかったのだと思います」と坂田さん。
LDの床はウバンフローリング、天井にはラワンを採用。壁の塗装や床のオイル仕上げは家族と一緒にDIYしました。
DIYでつくったキッチン。正面の壁には、坂田さんが試してみたかったという、銅片を含んだ塗料を採用しました。
夫妻がこのテラスハウスを購入する決め手になった広い庭。
「当時は樹木が鬱蒼(うっそう)と生い茂っていて、圧倒されるほどでした。それまでも何件かマンションを内見しましたが、ふたりが一瞬で気に入ったのは初めてだったんです」(妻)
庭の奥のほうは既存の樹木を残し、手前にあった木や草を撤去。テーブルを設置して大勢で食事を楽しめるスペースにしました。
傾斜地にある建物のため、庭は2階の寝室やプレイルームとつながっています。
外でのびのび遊べて、コロナ禍でも子どもたちがストレスなく過ごしています。
家族で朝ごはんを楽しむことも。庭で飲むコーヒーは格別です。