大雨による増水、浸水、土砂崩れといった心配な災害が増えています。夏のゲリラ豪雨や、夏から秋にかけての台風も毎年予測されています。ここではライフオーガナイザーの下村志保美さんに、普段気をつけている防災備蓄について伺いました。
すべての画像を見る(全7枚)備蓄は分散。不要物を減らして「減災」を心がける
自然災害が多い日本。とくにこの数年は水害や台風被害も多くなっています。海抜が低いエリアで暮らすわが家にとっては、地震よりも大雨や台風に備えなくてはいけないと痛感しています。
●洪水に備えた備蓄食、防災グッズの置き場所
今までは災害というと「地震」ばかりを想定していました。だとすれば戸建てのわが家の場合、自宅からの避難経路は1階の玄関だけなので、1階に備蓄食などを置いていました。
しかし2019年の令和元年東日本台風の折、大雨による河川の氾濫の恐れがありとのことで、慌てて備蓄食、非常用トイレなどをロフトに持って上がる…ということをしました。
それを機に、備蓄食の置き場所をロフトにしました。
●地震に備えた防災グッズの置き場所
しかし一方で、地震に対しての対策も必要です。地震のときは急を要するでしょうから、非常持ち出し袋やは玄関の靴箱に、そしてラップや紙皿、トイレットペーパーなどは駐車場に置いたコンテナボックスに保管しています。
このコンテナボックス、以前は大きいサイズのものにまとめていましたが、重くて私一人では持ち上げることができなかったので、コンパクトなサイズのもの3つに分散させました。屋外に置いているので水や食品は入れていません。
3つの箱にはそれぞれ同じものを入れてあるので、余裕があれば3つを避難所などに持っていけばいいし、難しそうならひとつだけでも、というわけです。