「片づけにこれが便利!」と聞いては買い、いつの間にかそんなアイテムが増えてしまった…なんてことはありませんか?
「本当に使える1アイテムあれば、きれいに片づくんですよ」と語るのは、整理収納アドバイザーの小林尚子さん。

小林さんがおすすめするのはズバリ、無印良品のファイルボックス。家じゅうでの活用法を教えてもらいました。

無印良品のファイルボックスが優秀すぎて、家じゅうの収納に使えます!

わが家では無印良品のファイルボックスを愛用し、家中をすっきりさせています。スマートなのに丈夫。汚れてもふき取りやすい素材で、いろいろなスペースに使えます。

●側面が斜めのタイプはひんぱんに出し入れするものに

無印良品のファイルボックスは、側面が斜めになっている「ポリプロピレンスタンドファイルボックス」と、側面カットなしの「ポリプロピレンファイルボックススタンダードタイプ」があり、用途によって使い分けています。

まずは斜めになっているタイプの活用法をご紹介。

(1)洗濯ハンガーをまとめる

洗濯ハンガー
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形が特徴的で、ばらつきがちな洗濯ハンガーも、このとおりスッキリまとまります。さらに、側面が斜めカットなので、取り出しやすさも抜群!

(2)キャビネットや机上を整理

キャビネットや机上を整理

低めのキャビネットにはピアノのお稽古用の教材、机の上には学校や塾の教材やプリントを置いています。

キャビネットや机上を整理

分類しておかないと、その都度探すことになるので、スペースを上手に区切る効果も含めて、ボックスに分類しています。

(3)食器棚の整理

食器棚の整理

皿を立てて収納すると、取り出しやすくなります。重ねて収納すると、上にあるものばかり使いがちですが、こうしておけば、すべてのお皿を均等に使うことができるのです。

さらに、ファイルボックスの下にすべり止めを敷いておけば、お皿が飛び出しにくくなります。

●側面カットなしのタイプは向きを変えて使う

続いて、側面カットなしのタイプの活用法。こちらはボックスの向きを変えることで、収納場所やものに合わせて収納が可能です。

(1)区切りのない収納庫

区切りのない収納庫

スペースに合わせて個数を決め、取扱説明書やその他の書類を分類。

区切りのない収納庫

さらにボックスの中を見出しつきファイルで仕切れば、取り出しやすさが増します。

(2)キッチンのシンク下

キッチンのシンク下

シンク周りで使う洗剤やスポンジなどのストックを分類しています。これらもバラバラしがちなので、アイテムごとにまとめておくと、買いすぎることもないし、逆になくて焦ることもありません。

(3)クローゼット

クローゼット

ボックスの口を手前にして、バッグの仕切りとして使用。こうしておくと、倒れ込みがなく取り出しやすいです。ボックスの数を決めれば、バッグの個数管理OK!

(4)玄関の棚やゲタ箱

玄関の棚やゲタ箱

レジャーシートやレインシューズなど、屋外で使うものを収納。汚れてもすぐふける素材なので安心です。

玄関の棚やゲタ箱

ゲタ箱では、ボックスを横にして使用。シューズボックスにもなるし、棚にもなって、空間を有効に使えます。

同じボックスでもこれだけの使い方があります。固定観念にしばられず使うことで、片づけがグンとラクになりますよ。