アイコンのようなシンプルな家に。余計な意匠は不要

そして、今度は「Y-SOHO」を雑誌で見たご夫婦から設計依頼です。デザインの仕事をしている夫いわく「アイコンのようなシンプルな家がほしい」とのこと。余計な意匠がついている外観は受けつけない、と言われました。

 

2005年、独立4作目となる「G-n1」
2005年、独立4作目となる「G-n1」
すべての画像を見る(全11枚)

家の形のシンプルな輪郭と窓を表す正方形の開口をあしらい、小さな中庭があることから「Gさんの中庭つき一戸建て」を略して「G-n1」と名づけました。

 

「スーパーな普通の家」という難題に、オウチに黒く突き出た窓を

2006年に設計した「M-n1/2」
2006年に設計した「M-n1/2」

こちらも「Y-SOHO」の雑誌をご覧になって来たご夫婦から、将来増築して二世帯住宅にしたいとの依頼が。

デザインが光る大手家電メーカーにお勤めの夫が「スーパーな普通の家にしてほしい」と。

普通の形でスーパーすごい感じ。そんなお題に対して出した結論は、白い切妻のボリュームに黒く突き出た窓でした。将来増築したときに、廊下としてつなぐ部分を強調しています。

 

間口3mのガレージハウスにも挑戦!

2006年に設計したT-3G
2006年に設計したT-3G

幅狭の土地に「イエ型」を入れた新しいタイプに挑戦。1階に愛車を収納した住宅にしてほしいとご依頼。

タイトルの「T-3G」は、Tさんの巾3mのガレージハウスという意味です。