●70代のひとり暮らし、1か月5万円でやりくりするコツ
70代、ひとり暮らしのシニアブロガー・紫苑さん。月約5万円の年金をやりくりしながら、お金をかけなくても豊かな暮らしを実践しています。紫苑さんの生活の工夫について教えてもらいました。
すべての画像を見る(全14枚)60代に入り、仕事が減って貯金をどんどんと崩すことになっても「不安になるだけだから、お金のことは考えないように」と先々のお金のことは見て見ぬふり。収入が減っていくなか、家賃を払い続けることが負担になったため、貯金をほぼ使い果たして築45年の中古一戸建てを購入。国民年金だけでやりくりすることになり、いよいよ現実を直視するようになったといいます。
1か月5万円で暮らすため、衣食住…さまざまな工夫を試しました。食事は安い食材で自炊、オシャレは手持ちをリメイク、インテリアはDIYと、試行錯誤を繰り返すうちに節約を楽しむゆとりも。
「工夫すれば年金で暮らせることがわかり、お金の不安が消えました。自炊と運動で以前より体調がいいし、健康寿命を延ばして、これからの暮らしを楽しみます」
1回の買い物予算は4日分で1000円
メインおかずになる魚や肉、そのとき安い野菜のほか、牛乳、卵、ヨーグルトがきれていたら買いたすルール。
「冷蔵庫に残っている食材と組み合わせて3~4日は十分間に合います」
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●50代、老後や年金生活を見据えたケチではない節約
現在59歳、ブロガーとしても活躍する中道あんさん(大阪在住)は、現役の今から老後を見据え、お金のムダを省いた暮らしで年金生活に備えているそう。
おトクに買える定期便を利用したり、積極的にポイ活をしたり。情報を日々アップデートしながら、倹約生活を続けている中道さん。大事にしているのは、子どもの頃に言われ続けた、「始末する心」だと言います。
「関西特有かもしれませんが、“使える間は最後まで使う”という意味です。だから、買うときは値段ではなく、自分が本当に欲しいものをじっくり探すし、買ったものはとことん活用します。ものを大切にすることが、長い目で見れば節約につながる。出し渋ってお金を使う“ケチ”とも違う、その考え方が好きなんです」
浮いたお金は比較的リスクの低い投資に回し、老後資金に備えるのも中道さんらしさ。
「投資をすることで経済の勉強をしたり、ニュースに関心をもつようになりました。脳トレにぴったりだと、気楽に楽しみながら取り組んでいます」
お金をかけすぎずに暮らしを楽しむ工夫3つ
(1) 花はコスパを考えて定期便で購入
(2) 観葉植物は買わずに「挿し木」で増やす
(3) 雑貨は新品でなくメルカリで探す
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●60代夫婦ふたり、年金暮らしの小さく豊かな食卓
現在64歳、夫婦2人の小さな暮らしのコツをYouTubeで発信する、pokkomaさん。60歳で退職したときに、コンパクトなマンションに住み替え、お金の使い方を見直し。お金をかけずに、日々楽しみながら暮らししているpokkomaさんの食卓を見せていただきました。
お金をかけなくても豊かな食卓にする3つの工夫
(1) 旬の食材は、メルカリと道の駅で安く購入
無農薬のレモンはなんと、メルカリでゲット!
「生産者さんと直に取り引きするので、スーパーよりもお得に買えるんです。道の駅の野菜も鮮度がいいのでよく利用しています」
(2) 昼ごはん少しの手間ででごちそう感アップ
ランチは、お金も時間もかけないけれど、ごちそう感が出るものをつくっているpokkomaさん。卵かけご飯は、食べる1時間前にしょうゆに漬け込んだ卵黄を使ってひと手間かけています。「残った卵白を泡立てたり、シラスを加えたりすると、ますますおいしくなります」
(3) 朝は体にいいものを手づくりで
朝ごはんは手軽につくれる手づくりジュースに。夫は夜勤明けの日、朝ごはんを食べてすぐ寝るので、胃に負担のない軽いものを用意。「ミックスジュースは旬の果物でつくるので、市販品よりもフレッシュで安くつくれます」
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