戸建住宅の場合、防犯カメラや人感センサーライトの設置といった防犯対策が欲しいところ。加えてホームセキュリティサービスの利用も検討したいものです。6年前、都内で注文住宅を新築した日刊住まいライターは、ホームセキュリティサービスを利用して、とても満足しています。実際にどんなメリットがあるのか、気になる費用はどれくらいなのか、詳しく語ります。

セキュリティ会社のランプを設置した玄関
ホームセキュリティサービスを利用してわかったメリットとは
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ホームセキュリティ会社選び。決め手は自宅までの想定到着時間

警察庁が令和2年に公表した「侵入窃盗の認知状況の推移」によると、住宅侵入窃盗は年間2万件を超えています。ちなみに、「侵入窃盗の発生場所別認知件数」は、戸建住宅が37%を占めるそう。

筆者宅では設計段階からホームセキュリティの導入を決めていました。複数の警備会社の担当者から説明を受けたことで、防犯についての理解が深まり、設計に生かすことができました。

警備会社の選定については、最終的に最大手2社と鉄道会社系列1社に絞り、サービス内容・費用の面から比較検討。決め手となったのは、緊急時におけるガードセンター(警備員待機場所)から自宅までの想定到着時間でした。

 

ホームセキュリティを6年間利用した感想は?

筆者が契約したホームセキュリティの警備内容(標準プラン)には、熱センサー・煙センサー・ガスセンサーによる火災対策と、窓やドア、室内に取つける施錠確認センサー・開閉センサー・空間センサーによる防犯対策などが含まれます。

 

キッチンに設置した火災探知センサー

キッチンなどに設置した火災探知センサーが異常を感知すると、「火災警報発生」「ガス漏れです」などの警報アナウンスが流れ、警備会社に通報、契約者にメール通知され、警備員が現地に急行します。

 

在宅警備に設定したコントロールパネル

就寝時などの「在宅警備」では、家じゅうの施錠確認後、コントロールパネルを操作して警備設定をします。

 

ドア付近に設置した施錠確認センサー・開閉センサー

いったん「在宅警備」設定をすると、窓やドアなどの施錠確認センサー・開閉センサーが異常を感知した場合、警報が鳴り、セキュリティ会社に通報、契約者にメール通知され、取り消し操作を行わなければ、警備員が出動します。

 

施錠確認センサー・開閉センサーのアップ

6年経過した今でも、在宅警備中にうっかり鍵をはずして警報音が鳴り響き、あわてて警備解除することがあります。

 

室内に設置された空間センサー

外出時の「外出警備」を設定した場合、窓やドアのセンサーに加え、室内に設置された空間センサーがなんらかの動きを感知すると、同様の警報、通知などが行われます。