●冷蔵庫の冷凍スペースではなく、“冷凍庫”を購入
すべての画像を見る(全5枚)第一子の出産時に初めて買った“冷凍庫”は、現在は4代目。冷蔵庫の冷凍スペースでは収納がたりず、買ったのが始まりです。
「冷凍庫だと冷蔵庫のそれより冷気が逃げにくく、温度管理がしやすいため気に入ってます」
「引き出しタイプのものも使いましたが、上からガバっとあけるタイプのほうが私には合っています。理由は、全体が見渡せるからです」
これらのやりくりなどを駆使し専業主婦のまま、なんとか子ども3人を大学へ進学させることができた京子さん。
しかし進学のために子どもが家から出ると、今度は仕送りが必要になります。仕送りと自家製冷凍食品も、毎月送っていました。
●今でも家計を支える自家製冷凍食品
その後子どもが独立し、夫に先立たれた京子さんは、58歳のときに完全にひとり暮らしになりました。今は遺族年金だけで暮らし、相変わらず専業主婦のままです。
「暮らしかたはそのままです。いただけるものはすべていただいてますし、自家製冷凍食品も続けています。もう60代ですが、揚げ物もつくっていますよ。ただ家族がいない分、消費量は3分の1に減り、つくる頻度も減りました」
しかし今でも、買い物では材料を月に2回、まとめ買いすると京子さん。
「たとえば卵は6個入りではなく10個入りを買います。6個入りだと割高でしょう」
●自家製冷凍食品なら買い物の回数も減る
「自家製冷凍食品があると、自然と買い物に行く回数も減る」と京子さんは言います。
買い物頻度が減ると無駄使いが減り、その結果予算をコントロールしやすく、支出を抑えることにもつながります。
さらに「お金がないと思ったことはありません。決められた金額のなかで、やりくりすることは喜びです」と京子さんは笑顔で言いきります。
みなさんもこのような低支出生活を、ぜひ普段の暮らしに取り入れてみてくださいね。