Nさん宅のコンパクト克服のリノベポイント
1.収納まで!洗濯にまつわる作業を、サニタリーで完結
すべての画像を見る(全18枚)洗濯にまつわる一連の作業が1か所で完結するように、スペースを広く取ったサニタリー。洗濯機の横にオープン棚を設置して収納スペースを確保しました。
給湯器前のデッドスペースには、ハンガーパイプを取りつけ、ちょいかけスペースとして活用しています。
2.さまざまな用途に使えるキッチンカウンターで、空間を有効活用
キッチンカウンターはダイニングテーブルも兼ねているため、その分、空間を広く使うことができます。また、遊びに来た友人をもてなすときや、テレワーク中に気分を変えたいときなどにも大いに活躍。多用途に使えるカウンターのおかげで省スペースに
3.リビングと寝室の間は、ガラス入りの建具で圧迫感を軽減
リビングと寝室の間はガラス入りの建具で仕切りました。南側の窓から光を取り込めるよう、L字型に配置しています。スペースがゆるやかに仕切られ、視線が抜けるので、圧迫感がなくLDKが広々と感じられます。
4.寝室と窓の間の空間を生かしてワークスペースを配置
「在宅での仕事が増えたので、ちゃんとしたワークスペースが欲しかったんです」というNさん。寝室と窓の間にできた空間を、ワークスペースとして活用することに。スペースの幅に合わせて、デスクと書棚も造作しました。
ストレスを感じない!狭さ解消、心地よさアップの工夫がいっぱい
LDKをできるだけ広くするために、寝室は最小限のスペースに。ガラス入りの建具と室内窓で抜け感を出し、間仕切りの存在感をできるだけ少なくしています。室内扉を開けておくと、よりLDKとの一体感が感じられます。
LDKの中心に位置するオープンキッチンからは、室内が一望できて開放的です。窓際にあるソファは、Nさんのくつろぎスペース。正面の壁にプロジェクターで投影して、映画などを楽しんでいるそう。
寝室のガラス扉と色味や質感を合わせたリビングのドア。白を基調としたシンプルな空間のアクセントとしての役割も。壁面に取りつけたハンガーフックは、リノベーション後にNさんがDIYで取りつけたもの。
寝室の中にある収納は、洋服を飾るように収納できるオープンなクローゼットにしました。建具がないので、出し入れしやすく湿気もこもりにくい。省スペースにもなるので、コンパクトな空間では有効なアイデアです。
玄関をホール側に広げたことで、左手にあるシュークローゼットのスペースを確保することができました。グレーのタイルの引き締め効果で、少しずつ集めてきた小物や照明が映える空間に。
シュークローゼットには、靴だけでなく、スーツケースやアウトドア用品など、かさばりやすく普段使わないものも収納。壁面の一部に有孔ボードを張っているので、用途に合わせて自由にカスタマイズできます。
ルーバー扉の中は大容量の収納スペース。使う頻度があまり高くないものや、リビングに出しておきたくないものをはじめ、アウトドア系の衣類などを収納するための場所として活用しています。
トイレは向きを変えて既存よりスペースを広げました。天井近くに棚を設置して、収納スペースを確保。タオルハンガーとペーパーホルダーは真ちゅうで統一しました。壁づけの照明は、Nさんが時間をかけて選んだもの。
洗面室は、以前はキッチンがあった場所。間接照明でホテルライクな雰囲気に。洗面台は造作でシンプルに仕上げました。カウンター部分のモールテックスは、キッチンのカウンターと色を合わせています。
間取り(リノベーション前後)
リノベーション前
リノベーション後
キッチンをLDKの中心に移動し、キッチンだった場所をサニタリーに。LDKをできるだけ広くとるために、寝室は最小限に。窓際にはワークスペースを設けました。玄関は土間仕様にして、新たにシュークローゼットも実現
DATA
建物規模:地上10階建ての8階
素材
玄関、キッチン、トイレ、洗面
床:タイル 壁、天井:クロス
廊下、LD、寝室
床:複合フローリング 壁、天井:クロス
設備
キッチン
LIXIL
サニタリー
トイレ:TOTO
洗面ボウル、混合水栓:カクダイ
ユニットバス:TOTO
設計・施工:SHUKENRe
グループ会社に不動産部門を持ち、リノベ向きの中古物件探しからワンストップでの依頼が可能。多彩なプランナーによる高い提案力にも定評がある。自社施工なので、施工体制やアフターメンテナンスも万全。自社の家具工場もあるため、オリジナリティのある造作家具を比較的リーズナブルに実現できる