忙しいときこそ、料理をもっと手軽につくりたい!と思っている人も多いのでは? なかでも夕食づくりに時間をかけられないときに役立つ、ほったらかし鍋のつくり方を料理家のワタナベマキさんに伺いました。朝食のついでに野菜を切って鍋に重ね入れ、夜は火にかけるだけだからとっても手軽!
すべての画像を見る(全4枚)火にかけるだけのほったらかし鍋のつくり方
1.朝食のついでに野菜を切る
「今日は忙しくなりそう」という日は、朝食のついでにほったらかし鍋用の野菜をすべて切ります。具材は2~3種類でOK。切るときは、火のとおり方が均等になるよう、ジャガイモや大根、ニンジンなどの根菜類は薄く小さく切るのがポイント。素材と調味料の水分で煮るので、水分がほどよく出るキャベツ、大根、白菜、トマトなどの食材を使うのがおすすめ
2.切った野菜を鍋に重ね入れる
切った野菜を鍋に重ね入れます。このとき火がとおりにくい根菜類をいちばん下に、次に火のとおりやすい葉野菜、最後にうま味のある肉や魚介類の順に重ねると、短時間の加熱でうま味が鍋全体に行き渡ります。また、肉や魚にみりん、酒などで下味をつけておくとさらにしっかり味がつきます
3.冷蔵庫に寝かせる
野菜を重ね入れたら、鍋にフタをして夜まで冷蔵庫に。下味をつけた肉や魚はこの間にふっくらやわらかくなる効果も
4.夜は調味料を加えて火にかける
夜は鍋を冷蔵庫から取り出して、しょうゆや酒などの調味料で味つけをします。冷蔵庫に寝かす前に全体に調味料をふり入れると野菜から水が出てしまうので、味つけは火にかける直前に。あとはフタをして中火にかけ、蒸し煮に
約10~15分ほったらかしにするだけで完成。煮ている間にほかの家事を進められますよ
●旬野菜を取り入れればアレンジ無限大
春は新タマネギや春キャベツ、夏はトマトやナス、秋はキノコやレンコン、冬は白菜、大根と旬野菜を取り入れればバリエーションも広がります。
味つけもオリーブオイルや塩でシンプルに、バターやマスタードで洋風に、カレー粉でパンチを効かせたりとさまざまな味を楽しめますよ。