「子どもが小さいので、上下を多用途に使えるロフトがあったら楽しいそう」。そう考えて、マンションリノベーションの際に、ロフトスペースをつくったAさんのお宅。LDKにいる家族の気配がほどよく感じられる、秘密基地のような楽しい空間に仕上がりました。視線も風もスッと抜けていく、気持ちのいい住まいを紹介します。

お気に入りのヴィンテージ家具を配置したリビング
お気に入りのヴィンテージ家具を配置したリビング
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子ども部屋を兼ねたロフトスペース

開口を多く設置したロフト

LDKとの一体感を重視して、ロフトスペースには開口を多く設置。壁の裏側がロフトになっていて、その先はウォークインクローゼット。リビング側と廊下側、どちらからもアクセスできるので生活動線も快適に。

 

ロフト下は子どものオモチャや本を置いたプレイスペース

ロフト下は子どものオモチャや本を置いたプレイスペースに。将来子どもの個室が必要になった際には、棚板をはずして、リビングのワークデスクをこちらに置く予定。そのため、横幅をワークデスクのサイズと合わせてあります。

一方、上部は風も視線もよく通るベッドスペースに。今は使っていませんが、子どもが大きくなったら活用する予定です。

ロフト下の壁に設けた小さな開口

ロフト下の壁には小さな開口を設置。キッチンに立っている大人と子どもが、コミュニケーションできる仕掛けに。

 

廊下側から見たロフト

廊下側から見たロフト。ほどよいこもり感がありつつ、常に家族の存在が感じられる温かみのある空間になりました。

また、ロフトベッドの下に生まれたデッドスペースを生かして、リビング側から使える扉つきの収納をつくっています。

この住まいのデータ

  • ▼家族構成
    夫40代 妻40代 長女

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  • ▼リノベを選んだ理由
    賃貸で暮らしていたマンションの別フロアにあきが出たため購入。自分たち好みにリノベーションすることに
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    ▼住宅の面積やコスト
    専有面積/73.00㎡ 工事費/1000万円(税・設計料込み)

 

可変性のあるダイニングスペース

キッチンとワークスペース

キッチンカウンターと壁沿いにあるワークデスクをつなぐように、ダイニングテーブルを配置。ワークデスクと高さや素材を合わせて造作しました。

 

シンプルなデザインのキッチン

キッチンはインテリアに調和するシンプルなデザイン。機能性を優先しながら、造形的に美しいものにこだわっています。

ダイニングのペンダントランプは、ヴィンテージが好きという妻が、アンティークショップで見つけたアメリカ製のもの。

 

キッチンに立つと、LDKを一望できる

キッチンに立つと、LDKを一望できます。視界をさえぎるものがなく開放的。キッチンとカウンター、ダイニングテーブルがコの字型になるように配置したことで、調理や配膳がしやすくなりました。

ダイニングテーブルは可動式なので、用途に合わせて移動が可能。来客の際にはキッチンカウンターに並ぶように向きを変えると、大人数で座れるスペースが誕生します。