キッチンのつり戸棚は便利な場所にありますが、そのままでは収納しづらく、意外に悩ましい場所のひとつでもあります。
「100円グッズのカゴや専用ストッカーなど、便利なグッズもたくさんあるので、自分にぴったりの方法とアイテムを見つけて使いやすくしてみましょう」と語るのは、片づけサポートも行う、インテリアコーディネーターの森下純子さん。
うっかり「奥に収納したまま、使うのを忘れてた!」なんてこともなくなる、つり戸棚の活用法を詳しく教えていただきました。
つり戸棚をもっと便利にするワザ!収納ボックスの「横置き」が使える
つり戸棚は、上段と下段で使い勝手が変わってきます。
下段は日常使いのもの(1軍)、上段は年に何回か使うもの(2軍)など、使用頻度でものを収納しておきましょう。
ものを積み重ねると取り出しづらくなるので、カゴや収納ストッカーを上手に使うのがおすすめ。
ここでは、便利なグッズと使い方のアイデアをお伝えします。
●100円のカゴとコの字ラックを利用してスペースを有効活用
わが家のつり戸棚は8年ほど前からこのスタイル。
100円グッズのカゴは、幅もサイズもたくさんそろっているので使いやすく便利。上段には、年に何回か使うビン類やお茶パック・箸など、2軍のものを取っ手つきのカゴに収納しています。半透明なので中になにが入っているのか一目瞭然。
取り出しやすい下段は、カゴとコの字ラックを組み合わせて、さらにスペースをムダなく使っています。
透明なコの字ラックは100円ショップや無印良品で入手可能。置いていても圧迫感がないので見た目すっきり、出し入れもスムーズ! ラップやジッパーつき保存袋などの在庫を管理しています。
●専用のつり戸棚ストッカーは透明と半透明が2種類
専用のつり戸棚ストッカーも愛用中。ニトリや100円ショップ、ホームセンターなどで手に入ります。
ペーパータオルの在庫やブレンダーなど、大物から小物まで大きさがマチマチなものを探しやすく、取り出しやすく管理できます。
探しやすさを優先したいなら、中が見える半透明タイプ。扉をあけたときにすっきりとした雰囲気が好きならホワイトタイプ。自分にあった方を探してみてください。
写真のように大きな取っ手がついていると、中身が重くても取り出しやすく便利です。
●つり戸棚の棚板に引っ掛けて使う便利グッズも。「あれどこ?」を減らしましょう
つり戸棚の下も有効活用したいときには、棚に引っかけるタイプの便利グッズを使ってみましょう。こちらも100円ショップやホームセンターなどで手に入ります。
扉をあけずにさっと取り出せるので、アクションが少なく、取り出しやすさは抜群。
ウエスやふきんを入れておくと、食器をふいたり掃除するときに便利です。
ラップやペーパータオルなど、よく使うものを入れておきましょう。「あれどこ?」がなくなり、作業効率がアップします!
●水筒は乾かしながら横にして、フタと別々に管理が一石二鳥
高さがあって場所を取るうえ、横にすると転がってしまい、収納しにくい水筒。私はフタと水筒本体を別々に収納しています。
ファイルケースを横において水筒を収納し、その上にフタを入れるボックスを並べています。フタをあけておくことで、水筒を乾かしながら収納可能。
つり戸棚をうまく活用すると、家事がラクになります。ぜひこちらで紹介したアイデアを取り入れてみてください。