52歳の漫画家・古泉智浩さん。古泉さん夫婦と母(おばあちゃん)、里子から養子縁組した小1の長男・うーちゃん、里子の4歳の長女・ぽん子ちゃんという家族5人で暮らしています。今回は、バレエを習い始めたぽん子ちゃんのお話です。

◆前回の記事

52歳の父親。里親だからこそ「抱っこ」と言われたら絶対に応じたい<古泉智浩の養子縁組やってみた>

バレエを習い始めたぽん子ちゃん。かわいい衣装の女の子の仲間に入れて幸せ!

4歳の里子のぽん子ちゃんがバレエを習い始めました。

イラスト:股割りをするぽん子
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ぽん子ちゃんは元々体がとてもやわらかくて、股割りをすると難なく両足を180度に開いて、体を床にぴったりつけていました。

これをずっと継続できれば一生ものだと、風呂上りなど気づいたときには柔軟体操をさせていたのですが、忘れることも多くありました。
そうこうしているうちに、体が硬くなってきて痛がって嫌がるようになっていました。毎晩やっておくんだったと後悔しても始まりません。

 

●初めて受けたバレエの体験授業で楽しそうなぽん子ちゃん

小1の養子のお兄ちゃん・うーちゃんがダンスを3歳くらいからずっと習っていて、ぽん子ちゃんも一緒について行っていました。一緒に踊るようになったら習わせようと思っていたのですが、全然踊らずママと一緒に後ろで見ているだけです。

僕の従姉妹が、自分の娘が習っているバレエ教室を紹介してくれました。バレエは体が相当やわらかくなるし、姿勢もよくなるし、首も長くなってシルエットがとても美しくなります。ぜひともぽん子ちゃんに習わせたいものです。

「プリンセスの服を着てやる踊り習いたい?」
と聞いてみると大いに乗り気でしたので、さっそくママと見学に行きました。幼児クラスで4歳児はほかに2人。その日はタイツやレオタード、靴を貸してくれて体験授業を受けました。
すごく喜んで、先生がなにか言うと積極的にお返事もして、ほかの生徒と一緒に習っていたそうです。

見学の日は僕が仕事で帰宅が遅くなっているとママから電話がありました。
「パパに見せると言って着替えないから早く帰ってきて」

 

イラスト:リビングでバレエの衣装のぽん子

なにしろ真冬なのでレオタード姿では寒くて風邪をひいてしまいます。大慌てで帰宅すると、教室で借りたバレエの姿で待っていて見せてくれました。得意げでした。アマゾンで、ぽん子ちゃんのサイズの衣装を発注しました。