●絶対にNGなのは「どっちについていきたい?」という質問

夫婦喧嘩
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離婚を考えたとき、子どもの親権がどちらに渡るのかは大きなポイント。そんなとき、思わず子ども自身に聴きたくなるのが「お父さんとお母さんのどちらについていきたい?」という質問です。しかし、じつはこれも絶対にやってはいけない、虐待行為なのだとか。

「父と母、どちらを取るのかと子どもに問うのは、踏み絵を踏ませるのと同じこと。子どもに責任を押しつける、典型的な虐待のひとつだとみなされます。たしかに本当に離婚に至って、親権者を決める場合、子どもの意思も大切です。でも、どうしても話しあいがつかず、家庭裁判所が子どもの意思の確認が必要と認められた場合でも、子どもの意思を確認するのは、調査官という専門家です。親が直接的に『どちらについていきたい』と質問してはいけないのだと、心してください」

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