アイランドキッチンのメリット&デメリットを、9年間使い続けてきた日刊Sumaiライターが、多角的な視点で語ります。見た目、収納、家事のしやすさ、家族と過ごす時間…。キッチンとずっと向き合ってきたからこそわかったこと、そして、弱点をどう克服し、日々快適に使い続けているかについても紹介。LDKのプランで迷っている人は、ぜひ参考に。

実現したアイランドキッチン
人気のアイランドキッチン。使い始めて不満に感じることも少なくない
すべての画像を見る(全12枚)

実現したかったのは、アイランドキッチンを中心に考えたLDK

間取り

筆者宅のキッチンはリビング、ダイニングとつながる一室空間のLDK(36.50㎡)。夢のアイランドキッチンを設置するとの筆者の強い要望で、アイランドキッチンを中心に考えたLDKになっています。

 

「クリナップ」のシステムキッチン

キッチンメーカーは「クリナップ」のシステムキッチン・クリンレディ(幅248×高さ85×奥行80㎝)を選びました。シンクおよびワークトップは丈夫さを考慮し、また掃除もしやすいようにと、人工大理石を選びました。

食器洗い乾燥機はビルトインタイプ、収納は足元まであるベースキャビネットつきです。レンジフードはオープンキッチン用のシンプルなデザインを選びました。


よかったポイント1:仕切りの壁がない分、家事の動線がラクに

キッチンをぐるっと一周できる

アイランドキッチンの場合は、壁に取りつける部分がないので、キッチンをぐるっと一周できます。キッチンへの入り口が1か所ではないということが、家事の動線をラクに。

またキッチンカウンターの上が散らかっているときでも、カウンターの端で作業ができるので、実際の面積以上に調理スペースをとることができます。

 

よかったポイント2:孤立していたキッチンが、調理を楽しめる空間に!

キッチンに立つと、テレビが正面に

キッチンに間仕切りがあったり、壁づけだったりすると、料理をする人は孤立しやすいと感じていました。実際、筆者も独立型のキッチンを使っていた以前は、家族の声が聞こえにくく、ひとりで黙々と料理をしている環境が嫌でたまりませんでした。

新しく建てた家では、このアイランドキッチンを選んで家族とコミュニケーションを取りながら楽しく料理ができています。キッチンに立つと、テレビが正面にあるので、ひとりのときでも、観ながら調理を楽しめています。

 

よかったポイント3:全方向から調理や配膳ができるので便利!

手を伸ばして配膳できる

筆者宅ではアイランドキッチンにダイニングテーブルをつけたレイアウトにしています。キッチンで調理したものを、手を伸ばして配膳できるのも便利なポイントです。また食事後も直接キッチンへお皿など戻すこともできるので、配膳だけでなく片づけ時の面倒も軽減されました。

アイランドキッチン回りは、壁や窓との間を90cm以上のスペースを確保。家族がすれ違う際にも、お互い邪魔にならない程度のスペースが取れています。